10㌔オーバーのブリがヒットしたときの共通点を検証|【ショア大型青物への道 vol.6】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

10㌔オーバーのブリがヒットしたときの共通点を検証|【ショア大型青物への道 vol.6】

振り返りから改めて分かったことは…

前述した5匹の10㌔オーバーのブリについて改めて振り返ると、釣れた状況はバラバラであると感じます。何だか納得できませんよね?  ただ、この振り返りで1つ気になることが。それは、大型ブリと出会うまでの釣行は、とにかく磯のポイント開拓に時間を費やすことの多かった時期と重なるということです。

つまり情報に頼らずフィールドへ通い詰め、自分の嗅覚で何かを感じる磯に辿り着く。そんな泥臭いプロセスを経て大型青物が微笑んでくれるということなのだろうと、私自身は大変納得しました。

どうやら私には「こうすれば大型青物と出会える」などという近道を見つけることはできないようです。今回の内容をまとめてそれを痛感しました。そんなわけで今後も自分の嗅覚を頼りに、泥臭い釣りを楽しんでいこうと思います。

ショア青物ゲーム 大型青物・ブリ4
今後も自身の嗅覚を磨き、それを信じて大型青物狙いを楽しんでいきたいと思います。

車で5分の本物ローカル

最後に話はかわりますが、近年私の地元では地磯の場所取り目的で車中泊をしているアングラーをよく見かけます。また、以前に比べて駐車位置に変化があることが多く見受けられます。

この点について、場所取りのための車中泊ということで磯への降り口に近い方が安心なのは分かりますが、駐車位置を決定する際に最優先すべきは地元の方に迷惑をかけないようにするということではないでしょうか。いずれにしてもトイレや駐車場など、整備された場所で仮眠をとり、夜明け前に用を足してから海岸線に向かうという、余裕のあるルアーマンが減ったように感じます。

それと、ローカルという意識については、たとえ同じ市内に住んでいたとしても自治区はせいぜい車で5分圏内であると思います。私自身も田舎と呼ばれる地域に住んでいますが、自治区から出れば同じ市内であってもよそ者です。当たり前のことですが、車で5分の本物ローカル釣り師に、車中泊をしているからポイントの優先権があるとかいう話は通用しません。それを忘れないようにしなければならないと感じています。

ローカルルールの構築によって、釣り人同士が気持ちよく釣りをすることは素晴らしいことです。しかし、本当に揉めてはいけないのは、車で5分の本物ローカルであることは、地磯の釣りの長い歴史を見ても明白です。


【越智信清・プロフィール】

地元の愛媛で10歳のころよりSWルアーゲームに親しみ、学生時代を大阪で過ごしたことから激戦区の紀伊半島で釣りの腕を磨く。帰郷後は「その磯のヌシを釣る」ということをテーマに、1年を通して大型ヒラマサを追い求めている。独自の硬派なスタンスでターゲットに挑み、各種トップウォータープラグを用いた釣りを得意としている。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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