潮時を重視して大型アオリイカのヒットチャンスを広げよう!!|【feel the nature!! vol.3】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

潮時を重視して大型アオリイカのヒットチャンスを広げよう!!|【feel the nature!! vol.3】

待望のデカイカがヒット!!

この日は大潮で干潮時刻が13時ごろ。その前後2時間を狙うべく、早めの昼食をとって12時前に次のポイントにエントリー。大潮で干満の差が大きく、普段はスリットに邪魔をされて入れないポイントに入ることができました。

ここでは、藻場ではなく付近のオープンエリアを狙うことに。というのも、そこが産卵前の捕食場になっているのではないかと考えたからです。そして1投め、控えめなジャークで餌木の移動距離を抑えてボトム付近で誘っていると「コン」というイカパンチが!!  合わせを入れると重量感が伝わってきました。しかし、ヒットした相手は動きません。

「これはデカい!!」と思った次の瞬間、1㌔クラスのアオリイカならラインを引き出されないように設定していたドラグが大きな音を立て、ラインが引き出されました。障害物などがないオープンエリアなので落ち着いてやり取りをします。そして、水面に浮かせたアオリイカは「3㌔オーバーなのでは!?」と思うほどの大型でした。

慎重にギャフを掛け、狙いの大型アオリイカを手にして歓喜の雄叫び(笑)。水を抜いて重量を測ると見た目とは裏腹に2450㌘。これには少し拍子抜けで3㌔に届かず残念でしたが、狙いの大型を手にできて嬉しいことにかわりはありません。

エギング 春のデカイカ3
狙い通り、潮止まり前にヒットした大型アオリイカ。この時期ならではのエギングの醍醐味と大きな達成感を味わうことができました。

余韻に浸る間もなくさらなる大物を狙ってアプローチを再開しましたが、風が強くなって釣りにくくなってきました。その中で立ち位置をかえながら干潮まで粘りましたが、結局アオリイカを追加することはできませんでした。その後は夕まづめの時間まで仮眠をとり、鋭気を養って再度挑みましたが、残念ながらアオリイカからのコンタクトはありませんでした。

この時期におすすめのお土産

帰路に餌屋さんの前を通ると「活サザエ」という素敵な看板が目に入ったので思わず立ち寄って購入。イシダイ狙いなどの餌として使用されるサザエですが、食べても問題なし。実際に何度か購入して持ち帰っていますが、家族にも好評で「売っていたら買ってこい」という命令が出ているので(笑)、今シーズンも大いにお世話になる予定です。

ちなみに価格は1㌔1500円。これで食べごろサイズが10個ほどありました。春のデカイカ狙いはギャンブル性の高い釣りなので、みなさんも釣れなかったときは家族へのお土産としてサザエを持ち帰ると喜ばれるかもしれませんよ!!

エギング 春のデカイカ4
エギング 春のデカイカ5
釣行時におすすめのお土産です。みなさんもぜひ!!

さて、エギングの釣況としては私の好きなシャローエリアもいい感じになってきており、300㌘~1㌔クラスのアオリイカもポロポロと数が出るようになってきました。とはいえ、やはりデカイカが釣れている間はこちらを狙い、苦行の釣りを楽しみたいと思います。

エギング 春のデカイカ6
エギング 春のデカイカ7
エギング 春のデカイカ8
南紀ではシャローでこのサイズが釣れ出しました。私の好きなパターンなので心が動きますが、3㌔オーバーを目指して限られたデカイカシーズンをもう少し楽しみたいと思います。

使用タックル

【ロッド】
ARES・LESTER Beast Sniper Boron 806
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【リール】
シマノ・ステラC3000SDH
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【ライン】
HOT’S×MOMOI・SLOW STYLE SSV-X8 0.4号

【リーダー】
Ligare・SENGA1.75号
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【餌木】
デュエル・EZ-Q® CAST 喰わせ3.5号
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【中野寛成・プロフィール】

エギングやアジング、メバリングに精通するアングラー。メインに楽しむエギングでは積極的にトーナメントに参戦するなど、日々腕を磨いている。一方で普段の釣行では「リリースあっても外道なし。笑顔で帰る」をモットーに、魚種を問わずにそのフィールドにいるターゲットと向き合う。また、さまざまな観点から海や自然を取り巻く問題について考えるエギンガーズミーティングの実行委員として、自然との触れ合いの楽しさ、大切さを後世に伝えていく活動にも尽力している。

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