フォールのバリエーションで大型アオリイカを完全攻略!!|【F.R.E.A.M vol.7】
エギングタックルにまさかの魚がヒット!!
さて、前述の好釣果に恵まれた釣行の翌週も同じ磯にアタック。しかし、この日は大雨と雷、さらには強風に泣かされて思うような釣りができませんでした。そんな中、少し天候が落ち着いた朝まづめにシャロ―を狙い、何とか1㌔オーバーのアオリイカ2ハイをキャッチすることができました。
明るくなってからもそのまま釣り続け、沖の瀬に向けて餌木をキャストすると、着水したタイミングで「コツッ」という魚のようなアタリが。さらには回収間際の餌木にオオモンハタらしき魚が襲いかかってきました。そこでエギングタックルのままライフジャケットに忍ばせておいた小型のミノーをセット。アタリがあった瀬の際にキャストしました。
1投めは反応がありませんでしたが、次投でミノーを少し潮になじませてからロッドを下に向けて軽いトゥイッチで誘うと、「ゴンゴン」と激しいアタリが!! ロッドを立てると「グイ〜」と竿が曲がりラインが引き出されました。エギングロッドではとても止めることができないほどの走りです。
ファーストランに耐えながら「釣り上げるのは厳しいかも…」と思っていると、何とか魚が止まってくれました。そこでロッドを立てて寄せようとしましたが、再び乱暴に走られました。このままではロッドが持ちそうにないので魚が走っているときは曲げ過ぎないように注意し、止まったときは負荷をかけ過ぎない範囲でラインを回収。そうやって何とか寄せようとしますが、力強く左右に走り回られて翻弄されます。
最初はハタ系の魚だと思い、根に入られないよう強引にファイトしていました。しかし、根に向かって走る様子はなく、横に走ることが分かったので時間をかけてじっくりとファイトすることに。寄せては走られを何度か繰り返していると、魚が突然左の瀬に向かって猛ダッシュ。リーダーが瀬に擦れる感触が伝わったため、いったんベールを起こしてスプールを手で押さえながらラインをフリーにしました。
すると、運よくラインが瀬に触れない場所で魚が止まったため、ここからはベールを戻して慎重にファイト。悪戦苦闘の末に何とかキャッチした魚はハマフエフキ(タマン)。しかも62㌢の良型でした。私はエギングをする際にも常に小型のジグやミノーを持参していますが、こんなことがあるからやめられません(笑)。
以上のように、今回の一連の釣行では上々の釣果に恵まれましたが、今年の鹿児島は4㌔クラスのアオリイカも何バイか上がっているとの情報もあり、エギングの当たり年だと思います。やはり大潮の月夜に産卵や捕食目的で大型のアオリイカが浅瀬に入ってくる感じなので、その点を意識して引き続き5月もモンスターサイズを狙って釣行する予定です。
使用タックル
【ロッド】
オリムピック・カラマレッティー プロトタイプTipo-L GOCPLS-832M
【リール】
ダイワ・イグジスト2506
【ライン】
サンライン・PEエギULT0.6号(180㍍)
【リーダー】
シーガー・グランドマックスFX2.5号(1.5㍍)
【餌木】
デュエル・EZ-Q® CAST3.5号
ヤマシタ・エギ王K3.5号
ヤマシタ・エギ王Qシリーズ3.5号
ダイワ・エメラルダス ラトル TYPE S 3.5号
【ルアー】
マリア・フラペンS85
【上福元 淳・プロフィール】
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