フォールのバリエーションで大型アオリイカを完全攻略!!|【F.R.E.A.M vol.7】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

フォールのバリエーションで大型アオリイカを完全攻略!!|【F.R.E.A.M vol.7】

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フォールに工夫して大型アオリイカを攻略!!

翌朝は青物狙いで昼過ぎまで粘るも、ノーバイトで磯上がり。2人でバーベキューをして英気を養い、ナイトエギングに備えて仮眠をとりました。

そして、夕まづめのタイミングで再び昨夜と同じ磯にエントリー(別の磯にエントリーしたかったもののウネリが強くて断念)。3時間ほどキャストを繰り返すもアタリがなく、潮も動いていないので昨夜に潮の動きがよかった干潮前のタイミングまで休憩。干潮の1時間前にアプローチを再開しました。

昨夜の結果からも大型のアオリイカは必ずこのワンドに入ってくるはず。そう信じて餌木をキャストします。春の大型アオリイカ狙いということで底付近でゆっくりと餌木をシャクり、じっくりとフォールさせるというセオリーを守りつつ、ときには激しいうジャークでアピールします。

前日はフッキングが甘くて良型をバラしてしまったため、この日は餌木をしっかりと抱かせるべくフォールにこだわり、アオリイカに違和感を与えないよう注意します。そして、アタリがあれば強めに合わせることを念頭に置いてアプローチを続けます。

水深12㍍前後のポイントで50カウント以上フォールさせると高確率で海底にあるソフトコーラルを拾ってしまうため、40~45カウントで底ギリギリに餌木を通すようなイメージで攻めます。餌木を沈めたら大きく強めのシャクリを4回入れてアピール。遠くにいるアオリイカを寄せるイメージです。その後はテンションを張らずにフリーフォール。続いて先ほどよりも少し弱めに4回シャクり、寄ってきているであろうアオリイカを焦らすために再度フリーフォール。さらに、かなりスローで弱めのシャクリを3回入れ、少し強めのテンションをかけて餌木をスライド気味にフォールさせます。これはフリーフォールで抱かせきれなかった餌木を捕まえやすくするイメージです。

すると、ここで「グン」と手もとまで伝わる明確なアタリがあったので、力強く合わせるとロッドに重みが乗りました。その後、2~3秒の間を置いてものすごい勢いでラインが引き出されました。ラインが出ていくときはロッドのしなりを使って無理に引っ張ることはせず、アオリイカの動きが落ち着いたところでテンションを緩めないようにポンピングで寄せにかかります。

かなり沖でヒットしたため、アオリイカのジェット噴射を何度も楽しむことができました。隣で竿を出していた東村氏も強い合わせの音でヒットに気づいてくれたようで、近くまできてランディングしてくれました。

キャッチしたのは2790㌘のオスのアオリイカ。私自身、今年初の2㌔オーバーとあって感無量です。深夜の磯で興奮状態の中、しっかりと写真に収めてもらいました。自身の読みが当たり、イメージ通りに釣れた1パイはサイズを問わずに大きな充実感をもたらしてくれますが、今回は良型ということで喜びもひとしおです。

春エギング 大型アオリイカ5
狙いの大型をキャッチ!! 前日のバラシがあるのでヒヤヒヤしながらも強引を堪能することができました。

釣ったアオリイカを締めて袋に入れていると、「きた!!」という東村氏の声が。サクッとキャッチしたのは2600㌘の良型でした。「大型が群れで入ってきたね」と2人で話し、「3㌔オーバーもいるはず!!」と意気込んでアプローチを再開。しかし、ここで昨夜よりも大量の海藻が寄り始めました。

海藻のないスポットにキャストしても餌木を沈めている間に水面の海藻に引っ掛かり、まったく釣りにならない状態に…。目の前に大型のアオリイカがいるはずなのに、まともに釣りができないという、もどかしい状況が続きます。2人で「釣りをさせてくれ~」と連呼しますが、こればかりはどうしようもありません。結局、モヤモヤした気持ちのまま納竿となりました。

春エギング 大型アオリイカ6
春エギング 大型アオリイカ7
2.5㌔オーバーの連発で大いに期待が膨らみましたが、その後は大量の海藻に悩まされて泣く泣く納竿。

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