フォールのバリエーションで大型アオリイカを完全攻略!!|【F.R.E.A.M vol.7】
4㌔クラスのモンスターアオリイカの釣果情報も出ている今年の鹿児島はエギングの当たり年。このチャンスをモノにしようと佐多岬で月夜回りのナイトエギングにチャレンジしたところ…
Text & Photo:KFC・上福元 淳
ワンドで春の大型アオリイカを狙い撃ち
2019年4月17日、大型アオリイカを狙ってホームグランドの鹿児島県・佐多岬に釣行しました。当日は仕事を終えてから出発し、ポイントに向かう途中で私の釣りの師匠であり、所属するチーム(KFC)のリーダーである東村氏と合流。KFCメンバーからの情報によるとここ最近は水温が20度まで上がったかと思えば、翌日には17度まで下がるなど安定せず、釣況が思わしくないとのこと。ただ、この日は月夜で水温が21度と高く、風もないエギング日和なので大いに期待が持てます。
エントリーしたのは外海に面したワンド状の磯場で大型アオリイカの実績も高い1級ポイント。私はその中でワンド寄りのカケアガリ(水深は10㍍前後)に狙いを定め、23時過ぎにキャストを開始しました。東村氏は少し離れた外海寄りの深場を狙っています。
23時45分に干潮を迎えるので、潮も動いたり止まったりと変化があり、さらに月がしっかりと海面を照らしているので雰囲気はバッチリ。いつも通りに3.5号のノーマル餌木を使い、底を意識してシャクリを繰り返します。
しかし、期待とは裏腹になかなかアオリイカからの反応がないので、沈下速度の遅いシャロ―タイプの餌木にチェンジ。初速の速いシャクリを3回入れ、張らず緩めずのテンションでじっくりと抱かせのタイミングを演出していると「コツッ」というアタリが!! すかさず合わせを入れてヒットに持ち込み、キャッチしたのは500㌘クラスのアオリイカ。この時期にしては物足りないサイズですが、とりあえず釣果が得られたということでひと安心です。
大型アオリイカ狙いのアプローチパターン
その後は上げ潮にかわっていい感じの流れになりましたが、ワンドに溜まっていた海藻が流れてきました。手前の海藻はかわせるのですが、キャストした先で何度も海藻を拾ってしまい、なかなか思い通りの釣りができない状況が続きます。ここで少し竿を置いて東村師匠の釣りをじっくりと観察することにしました。
師匠のアプローチを見ていると非常に勉強になります。餌木が沖にあるときはかなり強く、大きくシャクッて餌木をアピール。そして、十分にアピールしたあとはやさしく、ややゆったりとしたシャクリを入れてテンションフォール。他にも横方向へのシャクリや、フォール時にロッドをさびいて餌木を水平移動させるなど、アピールと食わせのタイミングをしっかりと使い分けていました。
見て学んだアプローチをさっそく試していると、東村氏に大型がヒット!! 「ジージー」という心地よいドラグ音が響き渡り、2.3㌔の良型アオリイカをゲットしました。その後は私に2度ほどアタリがあったものの、いずれもフッキングが甘くてファーストランでバレてしまい、初日の夜釣りは終了となりました。
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