【メバリング】再現性の高い釣りを展開して釣果アップを実現するには?
釣りのジャンルを問わず、ステップアップを実現するには自分なりの判断基準を構築する必要がある。そして、それを実現するために重要となるのが…
解説:橋本広基
習慣の重要性
ビギナーにとってポイントの選択やアプローチにおける「再現性」を高めることは非常に難しい。ただ、これから経験を重ねていく中であることを継続すれば自分なりの判断基準がより早く構築され、それを元に再現性を高めていけるはずだ。それは、「常にカウントを取る、リズムをつける」ということ。それを習慣づけることでヒットパターン、フィールドの状況などが掴みやすくなる。
たとえば、アプローチにおいてはキャストしたルアーを着水させたら毎回カウントを取りながらフォールさせる。そうすれば「何秒沈めたレンジで巻き始めるとヒットした」というように数値としてパターン化することができ、以後は同じ数だけカウントすることで再現が可能となる。それを似たような状況で実践して同様に釣れたなら、再現性の高いパターンといえる。「レンジがハマッた」という状況に持ち込めれば連続ヒットを堪能できるだろう。
リズムを意識した釣りを実践しよう
フィールドの状況把握についてはリールの巻き速度に着目するのがひとつの手だ。カウントを取るのと同様に頭の中でリズムを刻みながら巻き、基準となるルアーと巻き速度を定めることで引き抵抗の違いから潮流が変化している個所などをいち早く見つけることができる。
多くのフィッシュイーターはそのように流れの変化で捕食する傾向が強いから、これができるようになればポイントが絞り込めるうえ、他の釣り場でも似たような条件のところを見つけやすくなる。
そして、ルアーアクションも自分なりにリズムをつけることが大事だ。少々擬音が多くなるが、「チョン、チョン、スー」とか、「クル、クル、ピタッ」といった感じで、動かし方や強弱、スピードなどをパターン的に覚えていく。「スーのときに食った」ということがあればそのパターンを他の状況下で再現し、同様に食ってくるかを検証するといったことも容易になる。
このようにして、有望なポイントの条件やアクションのパターンなどを自分の引き出しとして増やしていけば、シビアなコンディションの打開策となったり、よりよい釣果を得ることに繋がる。ぜひ再現性の高い独自の攻略法を見つけてほしい。
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