春~初夏のメバリングで安定した釣果を上げるための取り組み方を公開!!|【Shar's=Style= vol.1】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

春~初夏のメバリングで安定した釣果を上げるための取り組み方を公開!!|【Shar’s=Style= vol.1】

夕まづめに多彩な魚種がヒット

4月17日、須磨港からわずか数十㍍沖に位置する須磨一文字へ。ここは渡船利用で渡る沖堤防であり、早朝・半夜釣りが楽しめる。当日は半夜狙いで釣友でもある先輩とともに一文字に渡った。

当釣り場で竿を出すのは今シーズンに入って3度め。ちなみに個人的にはとても思い出深い釣り場である。25年ほど前の話だが、早朝に竿を出してそのまま当時の会社に出勤するという釣行を週3ペースで繰り返していた(笑)。当時の船長さんに「いってらっしゃい!!」とよく笑われたものだ。

さて、今回は夕まづめにアジングからスタート。潮流が想像以上に速かったのでタングステン製のジグヘッド0.75㌘(TG月下美人SWライトジグヘッドSS)に、自身が企画・監修したワーム(月下美人ビビビーム)をセット。この日の潮回りは中潮で17時45分ごろが満潮時刻であった。潮が止まる前と動き始めるタイミングが狙い目となるため、いきなりチャンスタイムである。

メバリング 春~初夏3
日没以降のメバリングに先駆け、まずはアジの様子を伺うことに。

期待を膨らませてアプローチを開始すると、すぐにラインが走ってロッドティップが引っ張られた。最初にアタックしてきたのはサバ。ドラグを鳴らす強い引きを見せ、アジングロッドでスリリングなやり取りを楽しませてくれた。サバの群れに当たったのか、以降も25~30㌢クラスが連発した。

その後は潮かみにリグをキャストし、潮流を利用してボトム付近でワームを漂わせると、わずかなアタリが出てアジがヒット。サイズは20㌢ほどだが、当エリアでこの時期にアジが釣れるのは嬉しいものだ。

そして、好調に数匹のアジをキャッチしたところで事件が。キャストしたジグヘッドをフォールさせていると突然ラインが止まった。「食い上げのアタリ?」と思って合わせを入れた次の瞬間、ロッドが大きく曲がった。激しいドラグ音とともにラインが勢いよく引き出されていく。2Lbのフロロラインなので決して無理はできない。魚を追いかけて移動し、弱らせようとするのだが、何度も激しく抵抗してラインを引き出す。ヒットした魚はチヌだ。この時期にメバリングをしているとよくヒットするのだが、アジングタックルで取るにはフッキング個所が気になるところだ。

格闘すること20分、魚は徐々に弱ってきた。岸近くまで寄せたところで口の横にジグヘッドか掛かっているのを確認。これでラインブレイクの心配はなくなったが、問題はランディングだ。残念ながら玉網を持参していない。そこで離れた場所で釣っていた先輩に電話をして駆けつけてもらい、ボガグリップでランディングしていただいた。デカい!!  キャッチしたのはメタボ体型をした50㌢のチヌ。アジングロッドでよく取れたものだと、満足感の高い1匹となった。

メバリング 春~初夏4
メバリング 春~初夏5
アジングタックルで50㌢のチヌをキャッチ!! このクラスだけにやり取りには苦労を強いられたが、それだけに嬉しい釣果となった。

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