タイミングを見極めて貸し切りのサーフで青物の引きを満喫しよう!!|【Mr. Perfect vol.5】
ベイトは極小のキビナゴ
東側のポイントにやってきて、さっそく潮目や離岸流を捜したが見当たらない。そこで若干の地形変化があり、波の払い出しが強いポイントを選んで釣り座を構えた。
この時期は青物に限らずヒラメやヒラスズキもよくヒットするため、シーバスタックルで挑むことに。パイロットルアーはオールラウンダーな12㌢のミノーをチョイス。これを払い出しの流れに乗せ、ドリフトさせると小型のヒラスズキが何度もバイトし、見事にフックを外して逃げていった(笑)。セイゴクラスなのでヒットに持ち込む気はなかったが、これで何らかのベイトがいることを確信することができた。
広いサーフが貸し切り状態なので移動しながら撃っていくが、ヒラセイゴ以外の反応はない。よく見ると波打ち際に極小のキビナゴらしきベイトが確認できた。ルアーをこれにマッチさせるのは困難である。そこで目先をかえ、ダイビングペンシルの波動で広範囲にアピールすることにした。
ルアーに激しく襲いかかってきたのは…!!
シーバスタックルなので14㌢のダイビングペンシル(ティムコ・レッドペッパー)をチョイス。シャローエリアで効果的となるスピーディーなショートダイブで探ると、突然の激しいバイトとともにルアーが消えた!! 合わせを入れるとロッドがきれいなカーブを描き、愛用のPENNリールならではのドラグサウンドが鳴り響く。引きからするとメジロのようだ。「やっぱり、おったかぁ!!」と1人で得意満面の笑みを浮かべた(笑)。
障害物もなく、周辺には誰もいないのでドラグを緩めてファイトを満喫。しばらくすると波打ち際まで寄ってきたので最後は波に乗せてランディングした。手にしたのはアベレージサイズとなる75㌢クラスのメジロ。狙い通りの理想的な展開でキャッチでき、大満足の1匹となった。今後はさらなる満足感を求め、そのときのベイトパターンを掴んでフライでもチャレンジしてみようと思う。
使用タックル
【リール】
PENN・スピンフィッシャーV4500
【ライン&リーダー】
PE1.5号+ナイロンリーダー30Lb
【程野 昇・プロフィール】
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