タイミングを見極めて貸し切りのサーフで青物の引きを満喫しよう!!|【Mr. Perfect vol.5】
4月までは多くのアングラーで賑わっていた徳島県南部のサーフ青物ゲーム。回遊のピークが過ぎた4月中旬現在はナブラが見られなくなり、ポイントもガラ空き状態に。しかし、実際にはそのような状況でも勝算は十分にあるから…
Text & Photo:程野 昇
サーフの青物ゲームにおける勝算
4月になって海水温が少しずつ上昇し、徳島県南部を回遊していたカタクチイワシの大群が北上し始めた。それに伴い沿岸部で頻繁に出ていた青物のナブラが見られなくなり、大勢のアングラーで賑わっていたサーフがガラ空きになっているとの話を聞いた。
経験上、カタクチイワシの回遊前後でもキビナゴやカマスなど、他のベイトを捕食してる青物も多いもの。また、カタクチイワシが連日回遊していたポイントであればナブラやボイルが出ていなくても、ベイトを捜して回遊している青物がヒットするケースも決して珍しくない。以上のことから狙う価値は十分にある。そこで4月17日、連日メジロが上がってフィーバーしていた徳島県海陽町の大里海岸に行ってみることにした。
情報通りにポイントはガラ空き
当日は午前6時前にポイントに到着。あたりはすでに明るいので全長4㌔の広大な海岸が一望できる。当地は日本の白砂青松100選に選定されており、抜群のロケーションを誇る美しい海岸である。この日、竿を出している釣り人は西側に数名確認できるだけで広大なサーフはやはりガラ空き状態であった。
青物は海岸全域で実績があり、ベイトの種類や気象条件でピンポイントを絞り込むことができる。カタクチイワシは海部川の影響を受ける西寄りを中心に接岸しやすく、キビナゴは磯場が近くて水深のある東寄りに接岸しやすい。今回は偵察がてらの釣行なので迷わず人がいない東側へと車を走らせた。
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