春エギング、ヒットパターンの導き出し方|【feel the nature!! vol.2】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

春エギング、ヒットパターンの導き出し方|【feel the nature!! vol.2】

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分析&検証によりヒットパターンを確信

昼食を済ませた時点でちょうど干潮のタイミングだったため、潮位が低いときにしか入れない平磯状の地磯へ。しかし、この日は串本町の口開けの日だったようで、素潜り漁でトコブシを獲る人の姿が。風裏で釣りやすそうでしたが断念して移動することに。

時刻は15時半。仙波氏はランガンから夕まづめの回遊待ちスタイルの釣りに切りかえるということで別れてそれぞれのポイントへ。私は強風で釣りが成立しにくいことを考慮し、下見も兼ねて以前から気になっていたシャローエリアへ向かいました。

ここは2㌔ほど続くシャローエリアで、とりあえず車で行けるところまで行きながら、アオリイカがつきそうな場所に目星をつけます。そして、戻りながら先ほどチェックした場所をつ撃っていきますが、やはりどこも風が強くて釣りになりません。

春のエギング 大型アオリイカ4
以前から気になっていたシャローポイント。

ただ、数個所のポイントを回る中で一角だけ無風で波気のない場所を発見。ダメもとで行ってみると、足もとに海藻(ヒジキ)が生えており、適度な濁りとベイト(トウゴロウイワシ)の姿も確認できていい感じでした。

さっそく餌木を沖向きにフルキャスト。水深は餌木が着水した場所で4~5㍍、シャクリ&フォールを2セットほど繰り返した地点で3㍍ほど。足もとはおよそ1.5~2㍍で急激な地形変化はなく、沖に向かってなだらかに落ちていく感じ。ボトムは磯ではなくゴロタ石で沖のところどころにもヒジキが生えています。

地形もひと通り把握したところで再び沖向きにキャスト。着底後、餌木を軽く跳ね上げてフォールさせると「コン!!」とイカパンチがあり、フォローアクションを入れるとラインがフケてヒット!! 500㌘強のアオリイカをゲットしました。

春のエギング 大型アオリイカ5
この日、2ハイめとなる500㌘クラスをキャッチ。フォローアクションで餌木を抱かせることに成功しました。

ただ、幸先よく釣れたものの、やはりあとが続かないのでここでこの日の釣況を整理します。まず1パイめが釣れたのは周辺よりも波気のないワンド。そして、2ハイめは波気のないシャローの藻場。「共通点は波気のなさでは?」と考えて徒歩で少し移動。波気と濁りがなく、水深が1㍍もない潮溜まりのような場所を見つけてキャストを再開しました。すると、餌木が着水してすぐにひったくるようなアタリが出て300㌘クラスのアオリイカをキャッチすることができました。

この1パイでこの日は「波気」がキーだと確信。波気がないところを捜してキャストを続けます。ときどき風が巻き込んできますが、これにPEラインを持っていかれないよう、跳ね上げ後のフォローを水平移動に変更すると、押さえ込むアタリでまたまた300㌘クラスをゲットしました。完全にヒットパターンを掴み、ここからは怒涛の4連続ヒット!! サイズはいずれも300~400㌘でしたが、自分でパターンを見つけて釣ったアオリイカはサイズに関係なく嬉しいものです。

春のエギング 大型アオリイカ6
春のエギング 大型アオリイカ7
ヒットパターンを掴んでからは4投で4キャッチ!! 楽しい時間を過ごすことができました。

デカイカ狙いの結果は…

その後は風向きがかわり、全体的に波が出てきてアタリがなくなったため、日が落ちる夕まづめの短時間でデカイカを狙おうと実績のあるポイントに最後の移動。エントリーしようと思っていたポイントには先行者がいたため、少し離れた誰もいない場所に釣り座を構えました。しかし、夕暮れから月が出るまでキャストを続けるもまったくアタリがありません。なかば諦めかけたていたころ、ボトムからパワージャークでアピールし、その後はフォールさせずにやさしく跳ね上げでからフォールというパターンで「コン」というイカパンチが!! 合わせを入れると、この日一番のイチの引きが伝わってきました。ラインこそ引き出されなかったものの、キャッチしたのは1100㌘のメスのアオリイカ。もちろん、これについているオスも狙いましたが、残念ながらそれはヒットに持ち込むことができないままタイムアップとなりました。

さて、今後は日増しに気温も水温も高くなっていくのでデカイカの春爆もすぐそこだと思います。みなさんもぜひよい釣りをされて下さい!!

春のエギング 大型アオリイカ8
春のエギング 大型アオリイカ9
最後に1100㌘の良型をキャッチ。次に繋がる貴重な1パイとなりました。

 



使用タックル

【ロッド】
ARES・LESTER Beast Sniper Boron 806

【リール】
シマノ・ステラC3000SDH
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【ライン】
HOT’S×MOMOI・SLOW STYLE SSV-X8 0.4号

【リーダー】
Ligare・SENGA1.75号
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【餌木】
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【中野寛成・プロフィール】

エギングやアジング、メバリングに精通するアングラー。メインに楽しむエギングでは積極的にトーナメントに参戦するなど、日々腕を磨いている。一方で普段の釣行では「リリースあっても外道なし。笑顔で帰る」をモットーに、魚種を問わずにそのフィールドにいるターゲットと向き合う。また、さまざまな観点から海や自然を取り巻く問題について考えるエギンガーズミーティングの実行委員として、自然との触れ合いの楽しさ、大切さを後世に伝えていく活動にも尽力している。

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