春のショア青物ゲームを満喫するための要点|【南紀沿岸警備隊 vol.4】
南西風が攻略のキーとなる春のショア青物ゲーム。その点を意識したポイント選択やアプローチはもちろん、この時期ならではのドカ波にも十分に注意して盛期のゲームを楽しみましょう!!
Text & Photo 関口 剛
春のショア青物ゲーム
ショア青物ゲームにおいては冬の北西風パターンも終わり、春パターンにかわろうとしています。現在、青物は春ならココという場所に移動中といったところでしょうか。水温が上がれば抱卵したブリ~メジロが多数回遊してくるというのが例年のパターンです。
この時期の抱卵した青物は卵にエネルギーが必要となるので荒食いを見せ、比較的イージーに釣れます。攻略パターンについては春のベイトは稚アユと考えがちですが、実際にはイワシやキヒナゴも接岸していることをお忘れなく。青物はこれらを意識しているので、ルアーはミノーを中心に選ぶといいでしょう。
普段は荒れた海況が好条件となる磯の青物ゲームですが、この時期のメジロ~ブリは食いが立っているため、それほど海が荒れていなくても十分に釣果が期待できます。そして、ミノーが見切られたらトップウォータープラグにチェンジ。あまりサイズの大きくないクリア系カラーがおすすめです。
狙い目となるポイント
ポイントとしては風の当たるワンドなど、ベイトの溜まりやすい場所が有望です。青物の気持ちになり、どこへ行けば効率よく捕食うできるかを考えましょう。
この時期の青物ゲームのキーワードは南西風。私のホームである南紀エリアの場合、南風なら串本、西風なら伊古木周辺が狙い目となります。
ただし、南絡みの風は大変危険なので十分に注意して下さい。北西風であれば風速10㍍でも比較的安全に釣りができますが、南風はあり得ないほどのドカ波を発生させたりするので要注意。事前に波の周期を確認することはもちろん、実釣中も常に波の状態を確認することが大切です。
かくいう私も落水の経験があるので、以降ではそのときの模様をご紹介したいと思います。
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