春の盛期にエギング&青物ゲームを両立!!|【F.R.E.A.M vol.6】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

春の盛期にエギング&青物ゲームを両立!!|【F.R.E.A.M vol.6】

期待薄で挑んだ青物ゲームの結果は?

翌朝は予報通りに大雨&雷。ウネリも出ており、とても青物ゲームが成立する状況ではありませんでした。釣りを中止しようかとも考えましたが、午後からは天候が回復傾向であったことに加え、どの磯にもアングラーの姿がなかったので海況が落ち着くまで待つことに。干潮前後のタイミングとなる正午ごろから単独で磯に向かいました。

安全面を十分に考慮し、竿出し可能と判断したのはそれほど大場所ではなく水深もない磯でした。潮通しはよいのですが、ボトムの根が荒いのがネックです。また、これまでの経験から満潮前後とまづめどき以外はあまりよくないという印象です。

以上のように期待できる状況ではありませんでしたが、ウネリがある中でダイビングペンシルやシンキングペンシルを1時間ほどキャストしていると、すぐ手前で単発のボイルが出ました。すかさずその付近にペンシルをキャストして速巻きで泳がせると、水面に大きな波紋が出てルアーが引ったくられました。浅場で付近に沈み根がある場所でヒットしたため、ドラグを締めて強めのポンピングで一気に寄せてキャッチ。手にしたのは64㌢のカンパチでした。

エギング&青物ゲーム 春シーズン5
エギング&青物ゲーム 春シーズン6
ボイル撃ちに対して素直に反応してくれたカンパチ。64㌢のグッドサイズでした。

まだ釣れそうな雰囲気だったため、キャッチしたカンパチを潮溜まりに入れてすぐにキャストを再開。すると再び水面に波紋が出ましたが、これは惜しくもヒットには至りませんでした。落ち着いたところで先ほどのカンパチが捕食していたベイトをチェックすると、胃の中には10㌢ほどのキビナゴがたくさん入っていました。

エギング&青物ゲーム 春シーズン7
カンパチのベイトとなっていたのは10㌢ほどのキビナゴ。

この結果から確信を持って細身のミノーをセット。キャストを繰り返していると、20㍍ほど沖でナブラが発生しました。手にしていたライトタックルのままミノーをキャストし、速めに巻いてくると手前で「ゴンッ」とルアーが引ったくられ、水中で魚影がギラッと光りました。

「デカい…」 ヒットした魚はメータークラスのブリです。合わせを入れた直後から一気にラインを引き出し、右側のハエ根の方向へ突っ込んでいきました。ラインがハエ根に触れそうな角度だったため、いったんベールを上げてラインをフリーにしました。すると、うまい具合に魚が沖へ出ていってくれたので、ベールを戻してやり取りを始めました。

ファーストランほどの速さはないものの、ときおりドラグを鳴らしてラインを引き出します。スプールに巻かれたラインから判断すると、魚は40㍍ほど沖にいるようです。そこからポンピングで20㍍ほどラインを回収して残りは20㍍。ここで魚が急に右側へ回り込みました。水中に根が点在しているので、横方向に走られるとラインブレイクの可能性が高まります。できれば頭をこちらに向けてうまく誘導したいところですが、フックも含めてライトなタックルなので強引なファイトができません。そうこうしているうちにPEが沈み根に触れ、あえなくラインブレイクとなってしまいました。

その後はアタリが遠のきましたが、ときおり遠くの潮目付近でナブラが出たり、隣の瀬の前でカツオドリがダイブするなど、予想に反してかなりよい状況でした。前日に同じ磯に入ったチームメイトはまったく反応がなかったことからも、やはり青物の行動は予測が難しく、日々状況が変化するということを痛感しました。

この日は夕方まで青物狙いを楽しみ、夜は月夜になる予報だったので風裏になる磯に移動。前日に続いてナイトエギングを楽しむことにしました。

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