【ビギナーOK!!】手ごろな波止回りで青物の強い引きを味わおう《前編》
用意したいタックル
私がメインに使用するルアーは20~40㌘前後のメタルジグで、状況に合わせてプラグも併用します。そのウェートのルアーをストレスなくキャストおよびジャークできるパワーがあれば専用ロッドである必要はありません。シーバスロッドやエギングロッドなどでもOKです。
ラインはPE1号をメインとし、ポイントの水深や潮流の速さ、風の強さなどに応じてジグをスムーズにフォールさせてしっかりとボトムを取れるように0.8号、1.2号、1.5号を使い分けます。
リーダーはPEの5倍の号数(PE1号にはフロロカーボン5号)を基準とし、ボトムの荒さやジグとの相性により号数や長さ(1~2㍍)を調整します。結束は摩擦系ノットが理想的です。
ジグはホロ系(シルバー、ゴールド)、パール&グロー系などのカラーバリエーションの他、左右へのダート系、飛距離&底取り優先系、フォール系といった形状によるアプローチのバリエーションも考慮して揃えておくと安心です。
フックはジグのフロントにセットするアシストフックのみで十分だと考えています。個人的にはシングルが好みですが、最近は段差タイプのダブルを使用することもあります。サゴシやシーバスを視野に入れるのであればリヤフック(シングルもしくはトレブルフック)も用意しておきましょう。
ジグ以外に、ターゲットが水面でボイルしているときに使用するペンシルやポッパーなどのトップウォータープラグと、飛距離を稼いで広範囲をスピーディーに探ることができるヘビーウェートのシンキングミノーなどを揃えておけばさまざまな状況に対応できます。
ルアーやフックの接続に使用するスプリットリングやスイベルは強烈なファイトに対応できる強度を備えたものを選びましょう。ただし、強度のみにとらわれて過度に大きなサイズのものを使用するとルアーのアクションを損ないかねないので注意が必要です。
●ロッド&リール…さまざまなロッドでチャレンジ可能です。理想はルアーにアクションをつけやすいレギュラーテーパー(やや先調子)タイプ。長さは8~10㌳が標準です。汎用性が高いのはオモリ負荷が40㌘ほどのモデルですが、自身の体力も考慮したいところです。重く感じるなら細めのロッドを選びましょう。リールは3000番クラスのスピニングリールが標準です。
●ライン&リーダー…PE1号+フロロリーダー5号を使用します。
●メタルジグ…メタルジグは金属の塊なので比重が高く、飛距離を稼げることが特徴です。攻める範囲や水深に応じて20~40㌘のウェートを使い分けるのが基本。また、使用するロッドのオモリ負荷も考慮して選択しましょう。飛距離を稼ぎたいときは後方重心のタイプを使用しています。
●プラグ…「①ポッパー」と「②シンキングミノー」を使用。①はトップウォータールアーの一種。海面付近にベイトの気配が濃厚なときに使用します。ロッドをさびいて頭のカップ部分を水中に潜らせることで発生するポップ音と泡が高いアピール力を発揮します。11~14㌢のサイズを使用します。
②は表層付近にベイトの気配があるとき、近場をしっかり探りたいときに有効なルアーです。投げて巻くだけでも小魚に似た細かい動きを演出できます。サイズが11~14㌢で、なるべく比重が重めのタイプをチョイスしましょう。
●フック…メタルジグは前部にアシストフック、後部にトレブルフックを装着します。ハマチ・カンパチ・ヒラマサがメインの場合はアシストフックのみ、サワラ・サバのようなフォールによく反応する魚が回遊しているときはトレブルフックを装着という具合に、期待できる魚種に応じたセットパターンで臨みましょう。
その他の必需品
《参考タックル》ロッド=BOUZプロダクション・C3ショアシリーズ/リール=シマノ・ステラC3000/ライン=デュエル・ハードコアX4 1号/リーダー=オーナー・ザイト磯フロロ5号/メタルジグ=カルティバ・撃投ジグシリーズ/フック=カルティバ・遠投段差フックMとL、カブトフック30 MとL/リング=BOUZプロダクション・ボウズリング100Lb、130Lb
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。