【2019サクラマスジギング最前線】今シーズンの傾向と対策は?
ジグ選択について
続いて重要なのがジグ選択。たとえ縦軸と横軸が交わったとしても、サクラマスに訴求するジグの動きでなければその労力が徒労に終わります。自分の釣り方に合ったジグを選択して、そのジグの特性を理解して入力すること。ジグに生命を吹き込めるかどうかはアングラーの動かし方1つで決まります。
また、ジグのカラーもサクラマスに訴える大事な要素。同船のアングラーのヒットカラーを参考に、自分なりのカラー選択術も加味することで釣果に繋げましょう。縦軸と横軸が交わり、ジグの動きとカラーが合えば、サクラマスは必ず反応してくれます。
合わせ時の注意点
釣り方やフックセッティングにもよりますが、私はアタリがあっても大きく合わせることはしません。バイトがあればロッドティップに魚の重みが乗るまで待ち、そこからロッドを軽く持ち上げるだけです。
強く、大きく合わせることはバラシに繋がると考えています。サクラマスは皮も身も、頭の骨も柔らかい魚だからです。強く大きく合わせるとハリ穴が広がったり、皮が裂けたりする恐れがあります。実際に軽くロッドを持ち上げるだけで、十分にフックが貫通します。加えて魚が掛かったあとも強引な寄せやリフトアップは避けています。これによりバラシが減ると感じていますし、魚体の痛みも軽減できます。
釣れるサクラマスのサイズは1~3㌔後半までとまちまち。ポイントによっては小型が多く混じることもあるので、ダメージの少ない魚はリリースすることもこの釣りを長く楽しむうえで重要だと考えています。ちなみにアベレージサイズは2㌔で、今期は大型で3.8㌔まで確認しています。
今後の展望
最後に、下北半島・尻屋崎周辺のサクラマスジギングのシーズンは例年4月中旬まで。サクラマスジギングの遊漁船の本業はイカ釣り船であり、本格的な操業に向けてドック入りしたあと、いっせいに各地の漁場へと出漁していきます。
今後、3月後半から4月にかけては数が出なくなりますが、一発大物が期待できるシーズンです。昨年も4月に4㌔オーバーのサクラマスがキャッチされています。いずれにしてもこれからますますアツくなるサクラマスジギング。私ももうしばらく下北半島に通うことになりそうです。
使用タックル
※①、②、③、それぞれの組み合わせで使用
【ロッド】
①タカミテクノス・MOZ623LM
②タカミテクノス MOZ622HM
③エバーグリーン・ポセイドン PSLJ 603-2 スロージャーカー603-2
【リール】
①、②スタジオオーシャンマーク・ブルーヘブンL50Hi
③シマノ・オシアジガー1501HG
【ライン】
①、②バークレイ・スーパーファイヤーライン カラード1.5号
③バークレイ・スーパーファイヤーライン カラード1.2号
【リーダー】
①、②、③バリバス・ショックリーダー フロロカーボン20Lb
【ジグ】
tama.TV・2way spiky SL/R(115㌘、145㌘。カラーは各色)
tama.TV・2way spiky SL/T(170㌘。カラーは各色)
ゴメさんのブログ【AnglersHigh】
http://blog.livedoor.jp/alfaone/
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