ロックショアゲーム・ポイント開拓のコツ|【ショア大型青物への道 vol.4】
この時期ならではの利点とは?
3月10日は目当てのエリアで朝から車を停めてウロウロ。第一候補の地磯は降り口がはっきりとしていました。これでは人の出入りしている可能性が高いのでスルー。しばし車を走らせ、第2候補の地磯に移動して降り口を捜しますが、それらしい場所が見つかりません。
そこで雑草の色の薄い筋を見つけようとさらに捜した結果、とうとう道を見つけました。このように雑草の色で見分けた道は、初夏から冬にかけては雑草が生い茂って道があることにまったく気づかないため、この時期ならではの収穫です。
さっそく車に戻ってロープとライトショアジギングタックルを用意し、慎重にポイントへと降りていきます。途中でロープがかかっている場所がありましたが、あまりにも古かったのでマイロープを使用。今までの経験からすると、この磯に出入りしている釣り人はごく少数だと思われ、いい感じのマイナー地磯を発見することができました。
磯は自然の姿のままで、踏み削られていない岩肌はゴツゴツと尖っているため、歩きにくいことこのうえありません。メジャーな地磯と比べて岩の表面の弱い部分が削り落とされていないため、踏ん張った瞬間に崩れるようなところがあるので慎重に行動する必要があります。
水際までやってきたのでライトショアジギングタックルでメタルジグをキャストし、地形や潮の効き具合を確かめます。潮の流れは複雑で、カケアガリの角度も急な様子が読み取れました。
水深があるのでハタでも釣れないかと少し期待しながら底付近を探っていると、沖に大きな瀬があることが分かりました。魚は釣れませんでしたが、夏のカンパチ狙いで期待できそうな磯を見つけることができ、大変満足いく磯捜しとなりました。
不調ながらコツコツと収穫を…
翌週の土曜日は新たに見つけた地磯にエントリーする予定でしたが、この日は海がかなりシケていたので断念。朝イチから通い慣れた地磯に入り、安全に注意ながら青物を狙うことに。
夜明けとともに磯回りはナブラに囲まれ、愛媛でヤズと呼ばれるサイズのブリの幼魚が入れ食いになりました。ヤズをリリースしながらルアーのサイズを上げてアプローチを続けると、寄せてくるヤズの後方にかなり大きな青物がついてくるのを確認しました。当然それを狙いましたが、ヤズの大群をかわし切れずに掛けることができませんでした。
さて、不調が続く愛媛県南西部の青物ですが、ヒラマサの可能性はもともと低いフィールドです。それを承知のうえで長年大型ヒラマサを狙っているため、今後も根気よく磯に通おうと思います。
使用タックル
青物・ヒラスズキ兼用
【ロッド】
ゼナック・DEFI MUTHOS 110HH RGガイド
【リール】
ダイワ・10ソルティガ5000
※現行モデルのメーカー商品ページはコチラ
【ライン】
PE5号
【リーダー】
PE10号5m(5㍍)+ナイロン80Lb(8㍍)+フロロ130Lb(2㍍)
【ルアー】
シェルシェイピングルアーズ・chipper13、14、16
ライトショアジギングタックル
【ロッド】
ゼナック・DEFI MUTHOS The Out Range 105
【リール】
ダイワ・セルテートHDカスタム3500
※現行モデルのメーカー商品ページはコチラ
【ライン】
PE2号
【リーダー】
フロロ60Lb(2㍍)
【越智信清・プロフィール】
※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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