釣りに最適な服装は? ~レイヤリング考察~

フィッシングウェア レイヤリング1

防寒のみならず、汗冷え対策なども重要となるフィッシングウェア。レイヤリングをしっかりと意識した重ね着で機動性と保温性を確保し、快適な釣りを楽しもう!!

解説:中野寛成

スポンサーリンク

スポンサーリンク

レイヤリングについて

私自身、以前は冬場なら冷たい風を防ぎ、暖かくしたいという一心で下着やトレーナー何枚も重ね着し、その上に釣り具メーカーの防寒着を着用していました。このような厚着では小用を足すのもひと苦労といった感じでした。また、外気からの寒さは避けることができるのですが、駐車場所からポイントに到着するまでに汗だくになることもしばしば。そして、汗だくのまま釣りを始めると、汗冷えで体の芯が冷えて釣りに集中できず、これが釣果にも悪影響を及ぼしていました。そして、このことについて「冬だから仕方ない…」と諦めていました。

以前はそのような状態で釣りを続けていたのですが、あるとき「レイヤリング」という言葉を耳にしました。インターネットで検索してみると、登山をする人たちにとってはごく常識的な言葉でトレッキングや登山に関するワードでした。

私は気になったら即行動という性格なので、さっそくアウトドアショップに行き、レイヤリングについて店員さんから説明を受けました。そこで教えてもらったのが「体と服の隙間をなくすことにより外気の侵入を防ぎ、なおかつ体内の熱は逃がさない」 ということの重要性でした。

さらに、店頭に並んでいるウェアの伸縮性や薄さに驚きました。インナーやハードシェルなど1つ1つが薄くて軽い。それらをうまく重ね着をすることで機動性と保温性が得られ、冬でも快適に釣りをすることができるという印象を受けました。フィッシングスタイルに合わせて上手にレイヤリングすることで、厳寒期でも快適に釣りが楽しめます。

フィッシングウェア選びの目安

私の場合は1個所のポイントに留まらず、移動を繰り返して機動力で釣っていくランガンスタイルがメインです。以降ではそんな私のスタイルに応じたレイヤリングやウェアの特徴について紹介させていただきます。

肌着

吸水・撥水性の高い物を着用することが重要。かいた汗を肌から素早く逃がし、逃がした汗を再び肌に戻さないようにしましょう。

フィッシングウェア レイヤリング2
フィッシングウェア レイヤリング3

インナー

吸水速乾・調湿性に保温力のあるものを着用します。体とウェアの隙間をなくすことが重要となるため、できる限りピッタリとフィットするものを選びましょう。ここで隙間を作ってしまうと冷たい外気が侵入してしまい、いくら保温力のあるインナ一であっても体自体が冷えてしまいます。そんなわけでこのインナーですべてが決まるといっても過言ではないほど重要です。

フィッシングウェア レイヤリング4
フィッシングウェア レイヤリング5

ミドルウェア

肌着とインナーで温められた体、体温を冷たい外気によって冷やさないために、薄手のダウンのような断熱性のあるものがおすすめ。たとえるなら温い飲みものを入れた水筒と、ペットボトルではペットボトルの方が冷めやすいのと同じ。

フィッシングウェア レイヤリング6
フィッシングウェア レイヤリング7
釣行当日の状況によって長袖かベストかを選択しています(両方とも電熱ウェア)。

ハードシェル

防風撥水・透湿性のあるタイプを着用することで雨や風から体を守ってくれます。これにより寒い冬でも釣りに集中することができ、集中力が持続することで釣果アップや無駄なルアーロストをなくすという恩恵を受けることができると感じています。

フィッシングウェア レイヤリング8
フィッシングウェア レイヤリング9

補足

私はティップランもよく楽しむのですが、船の釣りは体を使っての移動がなく汗をかきにくいので保温力のあるインナーではなく、発熱素材のインナーを着用しています。加えてアウターも中綿入りのものを選んでいます。

安全対策も加味しよう!!

私の場合、できるだけ目立つ色のウェアを着用するように心がけています。サイトゲームではターゲットにこちらの存在を気づかれやすくなる可能性がありますが、それは立ち位置や釣り方でカバーできます。それよりもアースカラーや地味な色はターゲットに気づかれにくいものの、万がーの落水や水難事故の際に発見されにくくなります。そういったことから最悪の事態に陥ることを想定して黄緑やオレンジなどのネオンカラーを着用しています。自然を相手にする釣りでは「自分は大丈夫」などの確証や保証はいっさいありません。そのことを念頭に置き、危機管理への意識を高めてそれぞれの釣りを楽しんで下さい。

フィッシングウェア レイヤリング10
釣りはとにかく安全第一。その点も考慮してウェアを選びましょう。

【中野寛成・プロフィール】

エギングやアジング、メバリングに精通するアングラー。メインに楽しむエギングでは積極的にトーナメントに参戦するなど、日々腕を磨いている。一方で普段の釣行では「リリースあっても外道なし。笑顔で帰る」をモットーに、魚種を問わずにそのフィールドにいるターゲットと向き合う。また、さまざまな観点から海や自然を取り巻く問題について考えるエギンガーズミーティングの実行委員として、自然との触れ合いの楽しさ、大切さを後世に伝えていく活動にも尽力している。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう