メバリング・シビアなアプローチをマスターしよう!!|【responsive game vol.1】
ライズをヒントにヒットリグを特定
0.3㌘のジグヘッドをセットしてタテの誘いで攻める。 表層からチョンチョンとアクションをつけ、ティップを下げながらのフリーフォール&カーブフォールでバイトを誘う。リールの巻き上げはハンドル4分の1回転から2分の1回転の間でキャストするごとにかえ、遠近でまんべんなく探る。すると、足もとでピチャとライズが!! ライトで照らすとメバルとシーバスが確認できた。
ここでジグヘッドを外し、カラ針7.5号+パールグローのワームにチェンジするとヒット。しかし、あとが続かない。見えている魚の動きを観察すると食わない動きではない。そこでフックのサイズを6号に落とし、これに1.3㌅のワーム(クリアカラー)をセットした。常夜灯の明かりが届くレンジまでならクリアカラーが有効だ。
「これでダメならボトム狙いか… 」と考えながらキャストすると、1投めに良型らしきメバルがヒット。これは掛かりどころがわるかったのかバレてしまったが、アプローチを再開するとすぐに19㌢のメバルがヒットして今度は無事にキャッチ。さらにシーバスがヒットしたので「これが今日のヒットリグだろう」と考えてそのまま釣り続けた。そして、小型はリリースしながら5匹のキープサイズをキャッチしたところで終了とした。
ちなみに、この日はスプリットリグでの釣りとなったが、私の場合は状況に応じてダウンショット、ジグヘッド、キャロ、ジグを使い分けており、魚が浮いているときなどはフロートも用いる。そのようにリグの使い分けで攻略するのがこの時期のメバリングの醍醐味だと感じている。
今後の傾向と対策
3月後半になると水温も上がってメバルのライズも増えるだろう。ただ、ライズしているのに食わないということも多く、ワームのカラーやサイズ、種類、さらには前述したさまざまなリグを総動員しても、なかなか爆釣とまではいかないことも。そのようなときはメバルが甲殻類などのマイクロベイトを捕食していることが多く、私はスプリットショットリグだけで攻略している。
このようなケースで大きな武器となるのがバケであり、何に見えてるのかは分からないが、なぜかメバルがよく口を使う。この場合、リグはフックがチンタメバルの6号、シンカーがスプリットショッター12番を選択。これでダメなら袖バリの4号に変更する。小さなフックを使うのはバケの浮力を生かすのが目的で、重い(大きい)フックではバランスがわるくなってヒット率が下がるので覚えておいてほしい。
さて、今後は季節が進むにつれて徐々に水温が上がり、それに伴ってメバルもより活動的になり、捕食するベイトも変化する。そうなるとアピール力の高いワームやプラグ、ジグなどが活躍するようになり、厳寒期のシビアな釣りから解放される。大型の期待も高まるので今から非常に楽しみだ。
バッグの中身は…
使用タックル
【ロッド】
7㌳クラスでスプリットショットからダウンショットリグの14㌘まで対応できるモデルを使用。
【リール】
シマノ・ツインパワーC3000
【ライン】
オーナー・ザイト マイクロゲームフロロ2.5Lb
【ワーム】
カルティバ・ドロメシャッド 1.3inch
(カラーはクリアーブルーラメ、クリアーケイムラ、万能グロー)
カルティバ・アジネクトン
(カラーは万能グロー、ビビットピンク、クリアーシルバー)
カルティバ・ピンワーム
(カラーは万能グロー、オレンジ)
【フック】
カルティバ・バランサーヘッド0.2~0.6㌘
オーナー・OH 鈎屋 チンタメバル6号、7号、7.5号
【賀川正志・プロフィール】
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