小河川の河口でアカメをキャッチ!!|【THE ANSWER vol.6】
転戦してたどり着いた河口で強烈なアタリが!!
さて、この日は実績ポイントをやり過ごし、新たな可能性を追求しようとサーフと磯が入り混じるエリアに狙いを絞りました。干満差によって磯と磯の間のサーフに流れが生じるのですが、これをランガンで狙う作戦です。水深はないものの、秋から初冬はサーフも磯も浅場にベイトが集まる傾向があるので十分に期待できると考えました。
しかし、めぼしいポイントをランガンでチェックしながら数百㍍を移動しましたが、アタリはありません。そうこうしているうちに実績ポイントまでやって着きました。このポイントは日没直後によく釣れるのですが、この日は時間が経ち過ぎたのかアタリがありません。そこで、さらに移動して小河川の河口部にやってきました。
波の立ち具合を見て、川の流れ跡のわずかな深みを狙ってキャスト。するといきなり強烈なアタリが!! フッキングに持ち込んだ直後に魚が走り出しました。引きから判断するとヒラスズキではなさそうですが…?
今後に楽しみが繋がる1匹をキャッチ!!
その後、魚はガンガンと頭を振り出しました。ここでは以前にメータークラスのブリをキャッチしているのでブリ? それともまだキャッチしたことのないサメ? 正体が分からないのでとにかく姿だけでも確認したいところですが、フックが♯4なので無理はできません。走らせてはゆっくりと寄せるというやり取りを続けました。
ようやく波打ち際まで寄せたところでライトを照らすと赤い目が光りました!! キャッチしたのは1㍍ジャストののアカメです。小型なら釣れるかもしれないと予想していましたが、このサイズが釣れたのは大きな収穫です。
再開後も1投めでアカメらしき魚がヒットしましたが、今度はフックを伸ばされてしまいました。その後はヒラスズキを2匹キャッチしたところで魚が散ったのか、時合が終わったのか、アタリがなくなったので竿を置きました。
高知県全域で確認されているアカメですが、この結果からもまだまだ有望なポイントがありそうです。暖かくなれば湾内外でアカメポイントを開拓するという楽しみが増えた釣行でした。私自身、年間を通した釣行パターンはある程度決まっていますが、このように新たな発見があるからこそ釣りはやめられません。今後もそれを求めてフィールドに通いたいと思います。
使用タックル
【ロッド】
ヤマガブランクス・アーリープラス96M
【リール】
ダイワ・セルテート3000
※2019年モデルのメーカー商品ページはコチラ
【ライン】
YGKよつあみ・G-soul X8 アップグレードPE1.5号
【リーダー】
バリバス・ショックリーダー ナイロン30Lb
【ルアー】
タックルハウス・コンタクト FEED SHALLOW128PLUS
タックルハウス・TKLM “12/18”
タックルハウス・K2F142
【フック】
カルティバ・STX-58 ♯4
【辻本 隆・プロフィール】
独自のロングロッドスタイルを構築し、当時の日本記録も含めて数々の大物を仕留めてきた磯のヒラスズキゲーム界のレジェンド。近年は大阪から高知に移住し、還暦を越えた今でも飽くなき探究心でヒラスズキをはじめ、日々さまざまなターゲットを追いかけている。
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