夢が膨らむ能登半島・外浦のショア青物ゲーム |【北陸ショアゲームイズム vol.3】

ショア青物ゲーム 能登半島1

荒れることが多い冬の日本海エリアだが、安全に留意してアタックすれば磯から青物の釣果が期待できる。私が通う石川県・外浦エリアも近年は青物御三家をはじめ、クロマグロの期待も高まっているから…

Text & Photo 丸山政寅

北陸エリアのショア青物ゲーム

北陸エリアにおけるショア青物ゲームのベストシーズンは11月と12月だろう。気温、天候、海水温、ベイトの回遊と好条件が重なり、釣果に結びつきやすい。加えてこの時期は対馬暖流が能登半島沖に接近しやすく、北から流れ込んでくる冷たいリマン海流の分流とぶつかり合う。これによりプランクトンが豊富に発生し、青物などのベイトとなるカタクチイワシの成長を促す。

そして、大きく成長したカタクチイワシは日本海の冬の荒波によってショアラインに寄せられる。沖を回遊している青物がこれを狙って接岸し、高確率でヒットするというメカニズムである。

しかし、確率は高くなるものの、必ず釣果に結びつくというわけではないというのがショア青物ゲームの難しさだ。より確率を高めるためにも事前準備が不可欠となる。特にポイント選びが重要で潮通しのよいポイントを選ぶことは必修条件の1つとなる。

もちろん、北陸エリアのショア青物ゲームは他の時期でも期待できるため、以降は私なりの攻略パターンについて紹介したい。

ポイント選びの基準

潮通しのよいポイントの代表格として岬があげられる。北陸エリア(日本海側)の磯は干満差が少ないことから、太平洋側や九州のように激流が走ることはない。だからこそ潮目が発生しやすい岬の先端が狙い目となる。

ただし、「岬の先端=潮通しがよい」と考えがちだが、必ずしもそうではない。風向き、波の強さや向きによって濁りが強く発生したり、潮目が発生しないなど、厳しい状況にもなりかねない。そのうえ、冬場の北陸エリアは海が荒れることが多いため、波が直接当たる岬の先端は危険をともなうことも。無理な釣行は避け、安全第一で楽しむことが最重要である。

ショア青物ゲーム 能登半島2
無理な釣行は絶対に禁物。岬の先端が危険な状況なら後術するパターンで安全に楽しんでほしい。

効果的なアプローチ

安全な状況で岬の先端にエントリーできるなら、やはり朝まづめのタイミングをハズさないこと。カタクチイワシが動き出す朝まづめの時合に勝負を賭けたい。あたりが薄明るい時間帯にキャストを開始できればチャンスはより広がる。

私の場合、まずは磯際にミノーを通して様子を伺う。それで反応がなければダイビングペンシルとポッパーをメインに使用。そして、波の入る向きやウネリの大きさによってダイビングペンシルが水面から飛び出すなど、うまく操作できないときはサイズや形状、種類を変更。特にウネリが大きいときはポッパーをメインに使うことが多い。

ポッパーは波や風の影響によって海面がラフな状況でもダイブ後に泡をまとわせやすいのでしっかりとアピールできる。そのうえ音によるアピール効果も高いので申しぶんない。とにかく青物にルアーの存在を気づかせることが最重要だと考えている。

ショア青物ゲーム 能登半島3
アプローチでは海況を見極めたうえでルアーを使い分けることが重要となる。

ポイント選びの工夫と立ち回り方

ここまで岬の先端での釣りについて紹介してきたが、前述のように海が荒れて危険な状況となり、エントリーできないこともある。そのようなときは岬の反対側に位置する磯や、波の向きと地形を考慮して波が弱まる岬など、安全なポイントに入釣するようにしている。

この場合、岬の先端ほど潮通しがよくないので浮遊物やルアーの動きを観察し、海の状態を把握することが先決だ。また、沖が荒れているようなら風の影響も受けやすい。追い風になる状況なら問題ないが、そうでないときはミノーをセレクトするのが得策。ミノーなら風の影響を受けにくいうえに、ロッドの角度を調整することでしっかりとアピールできるからだ。サラシや払い出しなどが確認できるようであればそれらが狙い目となる。

能登半島沖は対馬暖流が寄りやすいことからとも、珠洲市、輪島市といった外浦エリアの磯は夢のあるフィールドとなっている。青物御三家のヒラマサ・ブリ・カンパチは有名だが、近年では「クロマグロも期待できるのでは?」とコアなアングラーの間で話題になっている。

確かに温暖化の影響で海水温が上昇していることから考えても、北陸地方のショアから今まで考えられなかったサイズや魚が季節に関係なく狙えるようになるかもしれない。今後もそんな夢が膨らむ外浦エリアの磯に通い続けたい。

ショア青物ゲーム 能登半島4
ショア青物ゲーム 能登半島5
これまでにも増して期待感が高まる能登半島・外浦エリア。今後、現地のショア青物ゲームがますます盛り上がっていきそうだが、私もこれまで通りにマイペースで磯に通いたい。


使用タックル

ダイビングペンシル用

【ロッド】
KAMIWAZA・ショアマサ 98X オーバードライブ
Amazonで見る

【リール】
シマノ・ステラSW8000HG
Amazonで見る

【ライン】
YGKよつあみ・ロンフォート オッズポート WXP1 8(5号)
Amazonで見る

【リーダー】
バリバス・ショックリーダー ナイロン80Lb、100Lb
Amazonで見る

【ルアー】
KAMIWAZA・デコペンⅡ 180F
Amazonで見る


KAMIWAZA・デコペンⅡ 160F
Amazonで見る


KAMIWAZA・デコポップスリム 160F
Amazonで見る


KAMIWAZA・デコマサⅡ180F


KAMIWAZA・デコカット180F
Amazonで見る


【ギャフ・シャフト】
KAMIWAZA・神通力Ver.Ⅱ
KAMIWAZA・ブラックランチャー KWB-280
Amazonで見る

ミノー用

【ロッド】
KAMIWAZA・トビワタリ115
Amazonで見る

【リール】
シマノ・ステラSW4000XG
Amazonで見る

【ライン】
エクリプス・ヴァリアントPE1.5号

【リーダー】
バリバス・VEPショックリーダー ナイロン35Lb
Amazonで見る

【ルアー】
ジャンプライズ・ロウディー130F
Amazonで見る
ダイワ・ショアラインシャイナーZ LH 150F-HD
Amazonで見る

装備

【ウェーディングベスト】
リアス・ウェーディングベスト ドビー FLV-2300
Amazonで見る

【ウェア】
リアス・スプレイジャケットFRS-3200
Amazonで見る

【タイツ】
リアス・ウェットタイツ2 FWT-0100
Amazonで見る


【丸山政寅・プロフィール】

地元、北陸エリアのフィールドをところ狭しと駆け回る行動派。磯でのシーバスや青物狙いをメインに、「旬を追う」をモットーにメバリングやエギング、サクラマスゲームにも精通するマルチアングラー。


【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


この記事が気に入ったら
いいね!しよう