昨年の傾向から読み解くショアカンパチ対策|【F.R.E.A.M vol.3】

ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ1

鹿児島県・大隅エリアにおける2018年のショア青物ゲームは台風の影響を多大に受けたのが印象的です。改めて昨年の釣況を振り返り、本命のカンパチをはじめとする魚の動きや攻略パターンについて整理してみると…

Text & Photo:KFC・東村純孝

みなさん、新年あけましておめでとうございます。本年もKFC一同をよろしくお願い申し上げます。年またぎとなってしまいましたが、今回は2018年度の釣行を振り返りたいと思いますので、今年の釣行の参考にしていただければ幸いです。

それと、本題に入る前にいきなり余談ですが、トップ写真のカンパチは傷を負っています。これはファイト終盤に足もとから大きなクエが襲ってきたときにつけられた歯型です。頭から体の3分の1ほどまで食いつかれましたが、残念ながらフックアップはしませんでした。

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カンパチの動向

さて、2018年の釣りを振り返り、最も印象に残っているのは台風が頻発したことです。特に7月に入ってからは毎週のように台風の影響を受け、釣行を断念せざるを得なかったり、安全面を考慮して釣行場所が限られるなど、どこか煮え切らない釣行が続きました。

そんな中、僕のホームである鹿児島県・大隅エリアは例年通り7月下旬あたりからまとまった数のカンパチの回遊が見られ、12月ごろまで釣れていました。また、台風の影響か普段はカンパチの回遊率が低いエリアでもたびたび釣果情報を耳にしました。

僕の場合、水温が26度に差しかかるのを目安にカンパチ狙いのトップゲームを楽しんでいるのですが、昨年は7月中旬にその水温に達しました。そして、開戦の狼煙があがったのは7月下旬。この日は最初のポイントをハズしてしまい、その後も2個所め、3個所めと空振り…。なかなかカンパチと巡り会えないまま最後のポイントにたどり着きました。夕まづめの時間帯でベイトも確認でき、わるくない雰囲気でした。さっそくタックルをセットしてキャストを始めると、答えはすぐに出て本命のカンパチがヒット!! 1日中歩き続け、投げ続けてキャッチした1匹とあり、最高の達成感を味わうことができました。

ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ2
1個所めのポイントでキャッチするのも気持ちがいいものですが、苦労して手にした1匹は何ともいえない達成感を味わわせてくれます。

スレたカンパチに有効なアクション

先の釣行でようやくカンパチの動向を捉えたように思えたのですが、翌週、翌々週は台風に邪魔をされてストレスの溜まる状況に…。次にカンパチと出会えたのは1カ月後の8月下旬でした。

その後は釣行のたびにカンパチと出会うことができましたが、そのほとんどが台風ウネリの影響を受けない内湾での釣果でした。そのようなポイントでは人的プレッシャーが高く、日に日にスレていくカンパチをいかに攻略するかがカギとなります。通常のアプローチではルアーの下でモジるだけの利口なカンパチに苦戦を強いられました。

いろいろと試した結果、かなり速めのテンポのアクションが有効でした。ポッパーならジグをワンピッチでシャクるような、見切られる隙を与えない連続的なスプラッシュを多用するアクションです。ダイビングペンシルなら波動が強めのタイプを使用し、泡をまとわせてほとんどポーズを入れないハイピッチなアプローチが有効となるケースが多々ありました。

ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ3
速いアプローチを駆使してスレたカンパチを攻略。

ハガツオとロウニンアジについて

そして2018年は一昨年に続き、カンパチ以外にもハガツオの回遊が多く見られ、数、型ともに良好でした。前半は5~8月とロングスパンで釣れ続けました。以降は10月ごろまでいったん終息したものの、再び11月から釣れ始め、釣り味、食味ともに最高のターゲットが存分に楽しませてくれました。

また、梅雨ごろからエバ(中型のロウニンアジ)の回遊も多く見られ、散発的ではあるものの現在(1月)も釣れています。年回りにもよりますが、この海域ではもともとギンガメアジは釣れていたのですが、ロウニンアジはマレに見る程度でした。そういったことからも近年は海の変化を感じています。

ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ4
特に秋以降のハガツオは食味が抜群でおすすめです。
ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ5
ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ6
昨年はロウニンアジが多く、ギンガメアジは釣れませんでした。

安全対策を再確認

前述したように、2018年は本当に台風に翻弄された1年でした。そして、台風前はベイトも姿を消し、生命感のない海になる印象が強いです。気圧の関係か、危険を察知しているのかは分かりませんが、こうなると釣果も伴わないことが多いので、安全面も含めて釣行を控えることをおすすめします。

僕の場合、「波高2.5㍍以上でウネリを伴う」という波予報では釣行を中止するようにしています。台風は通過後よりも接近時の方がはるかに危険です。実際に昨年は大変悲しい事故を2件ほど耳にしたので、各自でしっかりと安全マージンを取るように心がけましょう。

ライフジャケットやスパイクシューズなどの安全装備を万全にすることは当たり前ですし、予測不能な波が押し寄せる状況下でポイントに立つことを格好いいとか、度胸があるなどとは思いません。危険を回避することは最も重要な釣りの技術だと考えています。各自で今一度安全対策についてしっかりと考えましょう。そして、釣果よりも安全優先の釣行を心がけて2019年も大いに楽しみましょう!!

ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ7
ポイントを目前にすると先端に立ちたくなるものですが、一歩引く勇気を持つことが大切です。

カンパチ狙いのタックル

【ロッド】
ダイコー・ロッキーショア106/14

【リール】
シマノ・08ステラSW10000PG

【ライン】
ダイワ・UVF ソルティガセンサー 12ブレイドEX+Si5号
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【リーダー】
サンライン・トルネード ベーシック船ハリス20号(4.5ヒロ)
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【ルアー】
シマノ・オシア ペンシル 160F AR-C
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シマノ・コルトスナイパー ロックダイブ160F AR-C
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シマノ・コルトスナイパー ロックジャーク170F AR-C
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パープルイズム・ジュロク180F(プロト)


パープルイズム・ジュロク150F


ヨーヅリ・[HP]ヤリイカ(キ) AR 8.0号
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ショア青物ゲーム カンパチ・ロウニンアジ8

【東村純孝・プロフィール】

鹿児島のSWルアーゲームフィッシングクラブ、KFC(Kagoshima Fishing Crew)に所属。クラブのスローガンである「魚至上主義」のもと、ロックショアでのカンパチ狙いをメインに、エギングなど幅広い釣りを楽しんでいる。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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