ショア青物ゲーム・シンキングペンシルで激流を攻略!!|【Mr. Perfect vol.2】

ショア青物ゲーム シンキングペンシル1

ショア青物ゲームでは条件的によいとはいえないナギの中、激流ポイントならではのポテンシャルを信じて鳴門へ釣行。潮流の向きや流速によって絶えずヒットポイントが変化するのが激流場の特徴だが、それを読み切ることができれば…!!

Text & Photo 程野 昇

鳴門のショア青物ゲーム

2018年も残り少なくなった12月21日、前日までの強風が止んで無風&ベタナギの状況となった。条件的にはカヤックフィッシング日和といったところだが、シーズン終盤を迎えた鳴門のショア青物をもう少し釣りたく(食べたく)なったので狙いに行くことに。

鳴門はいわずと知れた激流エリアで、潮流の向きや流速によって絶えずヒットポイントが変化するのが特徴である。また、鳴門の青物は栄養豊富な海域のベイトをたらふく食っているので成長が早く、脂も乗って非常に美味な点も魅力だ。

鳴門におけるショア青物シーズンとしては秋がメインになる。水温が低下し始めると沖の深場に落ち、その後は太平洋側へと移動する。ショアから狙えるのは年末ごろまでと考えてよいだろう。また、大型ほど低水温に強く、12月に入るとヒット率は下がるものの良型がメインとなる。ちなみに、徳島におけるショア青物ゲームのメインステージは、その後は太平洋側へと移行する。

ナギの鳴門で勝機となる要因は?

釣行当日の条件を考慮して選んだのは瀬戸内海側の地磯。ゴロタ浜と小規模な磯が続くシャローエリアだ。このポイントは基本的に季節風が吹き、荒れたときが狙い目となる。ベイトが風や波でショアラインに寄せられ、青物やスズキがそれを捕食しにくるのだ。

今回はこの条件に当てはまらないものの、ナギでも激流になったときと潮止まり前後の短時間にチャンスがある。当日は激流になるタイミングと朝まづめが重なるとあり、期待感を持って夜明け前からエントリーした。

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当日は瀬戸内海側の地磯にエントリー。激流と朝まづめが重なるタイミングが好時合になると予測した。

シンキングペンシルで沖の流れを攻略

まだ薄暗い中、ミノーで潮流が絡む根回りを攻めるとシーバスが連続ヒット!! 今日の本命ではないがベイトがいる証拠なのでよい傾向だ。

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シーバスが連続でヒットし、幸先のいい滑り出しとなった。

ここでルアーをシンキングペンシルにチェンジし、沖の流れに乗せてドリフト。トゥイッチを入れながら流し込んでターンさせると「ドスン」というアタリが!! 青物特有の重量感とスピードでフッキング直後から激流の中へ突っ込んでいく。ここは根が荒いため、あまり走らせず強引にランディングするのが得策だ。そうやって激流の中から引っ張り出したのは70㌢クラスのメジロだった。

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シンキングペンシルで狙い通りにキャッチ!! 激流の中での強引を楽しんだ。

その後も明るくなったところでベイトのイワシが追われているシーンを発見。すかさずルアーをキャストしてスキッピングでヒットに持ち込み、同サイズを追加したところでこのポイントの時合は終了となった。

今回は激流に流されたイワシやサヨリをイメージした攻め方で本命の青物をキャッチしたが、潮止まり前後はダイビングペンシルでの誘い出しが有効だ。

タックルは軽量プラグを操作しやすい繊細さと大型青物を強引に寄せられるパワーのあるものが望ましい。それとルアーのフックはパワーファイトが可能なセッティングとしている。

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磯の激流ポイントで使用したルアー。フックはパワーファイト仕様のセッティングにしている。
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今シーズンは水温が高めで移行しているため、年明けもブリを狙ってチャレンジするつもりだ。

カヤックフィッシングで美味な魚をキャッチ

この日は早々に帰宅したので午後から近くの橘湾でのんびりとカヤックフィッシングを楽しむことにした。橘湾は紀伊水道に面したリアス式海岸で波穏やかな海である。

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ナギの中、午後からはのんびりとカヤックフィッシングを楽しむことに。

メインターゲットは中~小型のマダイだが、ワンタックルで手軽に何でも狙うのが私のスタイル。とりあえずマダイの実績場である水深13㍍ラインの根回りを1オンスのメタルジグで攻めるといきなりドスンッ!! 重量感ある走りでドラグが滑ってラインが引き出される。なかなかのパワフルファイターだが何とかなりそうだ。時間をかけて浮かせたのは朝と同じ顔をしたヤツだった。ここでメジロがヒットするのは珍しいのだが、おそらくベイトを追って湾奥まで入ってきたのだろう。

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朝に続いてメジロをキャッチ。このポイントでヒットするのは珍しい。

魚探を確認すると底でベイトの反応が出ている。引き続きメタルジグで狙うと中~小型のマダイが連続ヒット!! さらに飽きない程度にアタリがある中、少し違ったファイトで上がってきたのは良型のアコウだった。美味な魚なのでかなりうれしい。

その後はタイラバでもマダイをキャッチし、満足感のいく2018年の釣り納めとなった。

カヤックフィッシングでの釣果

なお、徳島県はカヤックをはじめ、マリンスポーツやマリンレジャーに理解がある地域だが、各専門機関で必ずルールやマナーを確認してから楽しんでいただきたい。

■カヤックフィッシングに関する問い合わせ…ワイルドフィッシュ(https://www.wildfish.co.jp)まで。


使用タックル

ショア青物用

【ロッド】
ゼナック・ミュートス ソニオ 100M

【リール】
シマノ・6000HG

【ライン&リーダー】
PE2号+フロロリーダー50Lb

カヤックフィッシング用

【ロッド】
ゼナック・プレジールアンサーPA75

【リール】
ダイワ・2500番

【ライン&リーダー】
PE1号+ナイロンリーダー4号


【程野 昇・プロフィール】

四国南東部をホームグランドにショアのヒラスズキや青物ゲームをはじめ、カヤックフィッシングなども楽しんでいる。数やサイズにこだわらず、価値ある1匹を求めて釣りをするのが信条。また、的確なポイントの読みと型にはまらない柔軟なスタイルで常に確率の高い釣りを展開する。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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