ショア青物を制するポッパー使いのコツ |【南紀沿岸警備隊 vol.2】
12月下旬の釣行
●12月22日…前日から南風が吹いて暖かい日となりました。このようなときは串本周辺が有望なのですが、予想以上にウネリがキツそうなのでホームの白浜周辺で様子をうかがうことに。南からのウネリに弱い磯ばかりなので足場が高くて安全な磯にエントリーしましたが、魚の反応が得られないまま終了となりました。
午後に友人から釣果報告があり、ハマチ2匹をキャッチしたうえに良型もヒットしたもののバラしたとのこと。私はポイント選びを間違えたようです。
●12月23日…友人と一緒に大型青物狙いで釣行。人気ポイントに向かうとすでにたくさんの車がとまっていたため、我々はアクセスに体力を要する人があまりこない磯へ。「デカいのを3匹も釣ったら帰り道が大変だなぁ~」と、いらぬ心配をしながら実釣を開始しました。
夜が明けてすぐにポッパーにヒット。ゴリ巻きで寄せてハマチをキャッチしましたが、あとが続きません。徐々にモチベーションが下がり、お互いにそろそろ引き上げようかと考えていたところに水面が炸裂しましたがミスバイト。あと15分キャストしようといいながらがんばりましたが、残念ながら不発に終わりました。
その夜は温泉で疲れを癒し、友人は我が家に泊まっていただきました。前述した通り、一昨年に引っ越したのですが、もともと旅館の従業員寮だったので部屋数が多く、築50年と古いものの温泉、コインランドリー、コンビニなどが近くにあって便利です。仲のよい友人たちもよく訪れ、遊びと観光のベースになっています。
●12月24日…友人と2人で前日と同じ磯に立ちました。ウネリも収まりナギ状態の中、友人が操作するダイビングペンシルに水柱が上がってメジロをキャッチしました。
しかし、この週あたりから青物の気配が薄くなり、白浜より南のエリアでも竿を出しましたが、こちらも釣況はイマイチ。後に入手した漁師さんからの情報によると、青物はベイトを追って北上したようです。
●12月29日…先日の情報を頼りに普段はほとんど行かないホームの白浜より北側の磯へ。仕事の合間に偵察がてら竿を出しました。
岬の先端では暴風が吹き荒れており、何とかキャストできるポイントを捜してアプローチを開始。サラシの中でポッパーを引きますが、逆光で水面がギラついて見えません。それでもロッドに違和感が伝わってハマチがヒット。難なく寄せて最後はズリ上げでキャッチしました。
以上、2018年12月の釣行はこのような感じでおおむね好調でした。
良型青物狙いのポッパー使い
一連の釣行で活躍したルアーはポッパーでした。そして、私の場合、首を振るタイプのポッパーが好みでゆっくりと見せるイメージでアプローチしています(私はシェルシェイピングルアー・トランペットをメインに使用)。具体的にはおよそ0.8秒に1回(1秒に1回転では遅過ぎるという感覚)のポッピングを目安として、1回のポッピングにつきリールのハンドルを1回転。移動距離を抑えてじっくりとアピールすることを心がけています。
周囲にアングラーがいる状況なら、同じタイミングでキャストしたら、ルアーを回収するタイミングは圧倒的に遅くなります。つまり、1度のアプローチにそれだけ時間をかけているということです。他のアングラーは割と早い釣りを展開しているように思いますが、その中でスローに誘うことにより比較的良型がヒットしやすいと感じています。個人的には効果があると感じているのでぜひ試してみて下さい。
さて、今後の予想としては、昨年は1月、2月と好調でしたが、寒波で水温が急激に下がり、そのまま魚の気配がないまま春を迎えました。今年は暖冬との予報で、その通りになれば大いに期待感を持って磯に通いたいと思っています。
【関口 剛・プロフィール】
※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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