大型との距離が縮まる厳寒のヒラスズキゲーム|【Experienced Plugger vol.2】

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当日の状況分析

第1ラウンドを終えた感想としては、大シケが続いたことで底荒れ気味の水質に若干の濁りが感じられた。さらに入水した感覚としては、数週前に比べて随分水を冷たかった。シャローゆえに外気の影響を受けやすく、この冬一番の寒波により一気に冷え込んだことが苦戦の原因だろうか?  とにかくベイトの姿も確認できなかったので、大きくエリアを移動することにした。

次にやってきたのは北端の灯台下。ここは実績もさることながらアクセスが容易なため、常にアングラーの姿がある人気エリアだ。しかし、この日はどういうわけか先行者の姿がなかったのでエントリーすることにした。

このポイントは磯際から水深がある地形が続く。そして、12月に入ってからはカタクチイワシの接岸が密な状況にあり、たびたび磯に打ち上げられるシーンを目撃している。

大型ヒラスズキ 九州5
大型ヒラスズキ 九州6
エリアを大きく移動して北端の灯台下へ。磯際から水深があるエリアでヒラスズキのヒットに期待する。
大型ヒラスズキ 九州7
大型ヒラスズキ 九州8
12月中ごろからカタクチイワシの接岸が密になり、特に北側一帯に多く見られた。

時刻はすでに正午を過ぎており、朝イチに比べると風はやや弱くなったことが実感できたが、ウネリの入った大波が打ち寄せる状況はさほどかわらない。磯際から数㍍は激しく乱れる白濁状態にあった。

大型ヒラスズキ 九州9
北端のポイントではサラシの切れ目付近に的を絞ってキャストを開始。

適度なサラシなら磯際でヒットさせるべく際までしっかりとルアーを泳がせるのが得策だが、この日はフルキャストして沖からサラシの切れ目付近をバイトゾーンに絞る展開となった。沖からは次々と大波が打ち寄せる状況だが、磯際で水深があるこのポイントでイメージしていたことは次の通りだ。

●「これくらいのシケ」ならヒラスズキは磯際から極端に離れることはなく、際から十数㍍の距離に留まっている。
●ヒラスズキは比較的荒れがマシな海底の起伏に身を潜め、あたりの様子をうかがっている。

「これくらいの時化」という曖昧な表現で恐縮だが、ヒラスズキはルアーを食ってこないものの何度も上層を通過するルアーに対し、襲うかやめるかヤキモキして苛立ちながら見ていると想像していた。もちろん、現実はそうではないかもしれないが、そうであってほしいという願望とイメージだけが先行する中、メンバーと2人で突端からキャストを続けた。

大型ヒラスズキ 九州10
大型ヒラスズキ 九州11
風は弱まってきたが波は依然として高く、フルキャストして沖からサラシの切れ目を狙う。

水面下30㌢の攻防

十数投め、サラシの切れ目よりやや沖のライン(海面がまだブルーのゾーン)で一瞬「ギラッ」と魚影が光った。そして直後に「ガンッ」とバイト。「ほらいったろうが、やっぱり見よったとばいっ!!(博多弁の叫び)」

追い波の力で足まとまではすぐに寄せられたが、足場に這い上がる波の勢いが凄まじく、再び沖に戻されてはまた寄せるを繰り返す、難しいファイトとなった。そしてようやく波のタイミングを見計らい、駆け寄ってランディング。70㌢弱の雌のヒラスズキをキャッチした!!

大型ヒラスズキ 九州12
大型ヒラスズキ 九州13
磯際から10㍍弱、サラシの切れ目よりも少し沖のラインから「ギラッ」と魚体を光らせてバイトしてきたヒラスズキ。その姿からは産卵への意欲とたくましさが感じられた。

少し間を置いて私の少し右側でキャストしていたメンバーにヒット!!  パワーロッドを頼りに追い波で一気に抜き上げたのは、ジャスト60㌢のヒラスズキだった。この1匹も抱卵した雌であり、生命を宿す逞しさと力強さに満ちた精悍な姿であった。

大型ヒラスズキ 九州14
メンバーがキャッチした60㌢クラスのヒラスズキ。依然として波は高かったが、風が弱まってルアーコントロールが決まるとバイトが続いた。

その後、帰りのフェリーの時間まで1時間弱、2ヒット1バラシで60㌢クラスを1匹追加した。終盤は風がさらに弱まり、ルアーも安定してコントロールできるようになっていた。ヒットポイントはいずれもサラシの切れ目を挟む個所で、後半はルアーが切れ目からサラシ内に入った直後のバイトだった。

ヒットルアーはフローティングミノーオンリー。波で海面が安定しない状況であったが、ルアーの背部のパールカラーが目視できるレンジをベースとして、おおよそ水面下30㌢をロッドワークでコントロールしてバイトを引き出すことができた。

ヒラスズキの産卵時期について

ヒラスズキのスポーニング時期は個体差や地域差、さらには年回りによってもかなりの幅が見られる。私の知る九州北部だけでも12月後半にキャッチしたヒラスズキが産卵後のこともあったし、3月後半にキャッチした個体が抱卵状態だったこともある。そして2~3月に差しかかるころには、それまでの釣果の大半が雌であるのに対し、雄の姿が多く混じるようになる。このことからもそのタイミングが産卵のピーク時期だと推測している。

さて、今回は寒さが身に染みる釣行でしたが、何とかヒラスズキの姿を拝めたことに安堵と感謝の気持ちで釣り場をあとにしました。2019年も安全第一を肝に銘じ、磯のヒラスズキを追いかけていきたいと思っています。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


使用タックル

【ロッド】
MCワークス・ストレンジブルー103S

【リール】
ダイワ・ソルティガ3500H
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【ライン】
デュエル・スーパーエックスワイヤー8 2.0号
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【リーダー】
デュエル・ハードコアパワーリーダーCN 40Lb

【ルアー】
ヨーヅリ・マグダーター125F
(※カラーはパールチャートリュース)
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ヨーヅリ・マグダーター105F
(※カラーはアジ)
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デュエル・ハードコア ヘビーミノー90S
(※カラーはレッドヘッド)


デュエル・ハードコア ヘビーショット105
(※カラーはヒラメゴールドピンク、レッドヘッド)
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デュエル・ハードコア シャローランナーH3(F)120
(※カラーはチャートキャンディー、ブルピンキャンディー)


デュエル・ハードコア ミッドダイバー(F)115
(※カラーはパールチャート、イワシ、キビナゴ)


【池田一郎プロフィール】

九州北部の磯をホームグランドにヒラスズキを追い求める生粋のロックショアアングラー。ヒラスズキ釣り歴30年を誇るベテランで、オフシーズンにはチヌやメバルのプラッギングなども楽しんでいる。

【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】
【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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