真冬の日本海をアツくする・ハタハタパターンのシーバスゲーム |【北陸ショアゲームイズム vol.2】

シーバスゲーム ハタハタパターン1

北陸エリアにおいて真冬に見逃せないベイトがハタハタ。期間限定の特殊なベイトだが、産卵前のシーバスはこれに目がないから…

Text & Photo 丸山政寅

みなさん、新年あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いいたします。

私の場合、だいたい年末に翌年の釣行プランを決めています。1年のおおよその釣行計画を決めておくことで目標が明確になります。それによっていろいろと考えたり調べたりすることも増えるのでとてもよいことだと感じています。

ハタハタパターンのシーバスゲーム

さて、新年を迎えた真冬の北陸地方。今回ご紹介したいのは、前回に続いて冬のもう1つのベイトフィッシュであるハタハタ。1月の北陸地方は寒波による高波、強風によって海水温が15度を下回り、連日波高3㍍以上、風速10㍍を越える状況となる。最高気温もひとケタ台となる辛い時期だが、その中で真冬のベイトであるハタハタと産卵を控えたシーバスの関係性は非常におもしろい。

シーバスゲーム ハタハタパターン2

ハタハタは特に日本海に生息する深海魚であるが、海水温が13度を切ると産卵目的で沿岸部に接岸する。有名なのは秋田県で同県では県魚となっている。私も写真でしか見たことがないが、この時期に堤防からハタハタを釣っているシーンが印象的だ。ちなみにハタハタ(鱩)はその字の通り、真冬の雷が鳴る時期に多く接岸する。

日本海は西高東低の冬型の気圧配置になれば雷が頻繁に発生する。そして前述したように、雷が鳴り始めると、産卵を控えたハタハタが接岸してくる合図だ。北陸地方では数は多くないものの、北緯が秋田県に近い能登半島の外浦から越前岬までの間でハタハタが接岸する。

日中は砂の中に身を隠しているが、日没とともに動き出し、深夜0時ごろから産卵のために海藻エリアに移動。特に酸素量の多いサラシが広がるポイントには多くのハタハタが集まる。そのハタハタを待ち構えているのがシーバスだ。この時期のシーバスは産卵直前のタイミングに当たり、多くのベイトを捕食する必要がある。これにより例年1月末まで北陸地方のハタハタパターンが成立する。

注目すべきポイント

ハタハタは深海魚なので遊泳力に長けているとは考えにくい。産卵目的で接岸するときも海底に沿って浅場にやってくるようだ。

そして、産卵場となる海藻エリアは磯場で潮通しのよい場所が狙い目になる。しかし、このようなポイントは波が高いとシーバスすら近寄れない。それらを考慮して沖の波が崩れて余波が入ってくるような場所で、砂地と海藻が絡んでいるポイントがベストとなる。

ただし、強い北風を正面から受けての釣りはやはり厳しいものがある。無理に竿を出しても何をしているのか分からず、その中でヒットしてもおもしろさが半減してしまう。そんなわけで少しでも風の影響が少ない日やタイミングで釣行するのが賢明である。

そして、ポイントをセレクトする際には海色にも注目してほしい。海が荒れる日が続く冬の日本海だが、ハタハタパターンで狙い目となる砂地が隣接するポイントはどうしても底荒れの影響を受けやすい。そこで海色をチェックするわけだ。冬場の荒れ後は砂が舞い上がり、海色がよりグリーンになることが多い。その中で潮通しがよいポイントは海色がクリアに近くなるので、その点を意識してポイントを選びたい。砂が舞い上がっているような場所にはハタハタが接岸してくることができない。

シーバスゲーム ハタハタパターン3
シーバスゲーム ハタハタパターン4
砂地が隣接する藻場が狙い目となる。さらにサラシが広がっており、海色がクリアな場所が有望だ。
シーバスゲーム ハタハタパターン5
サラシ場であっても濁りが入っている状況では厳しい。

使用ルアーとイメージ戦略

北陸地方のハタハタのサイズは15㌢前後がメインとなることが多い。そのため、ルアーは12~15㌢のミノーを使用している。強風やウネリの強さに対応でき、飛距離が稼げるタイプをセレクトしてほしい。また、ベイトのサイズに合わせてよりボリュームのあるタイプのルアーを使用するのも効果的だ。

イメージとしては、がんばって泳いでいるハタハタが波の力に負けて流されたところをシーバスが捕食するというもの。その点を踏まえ、フルキャスト後にルアーを最大レンジまで潜らせたら、あとはスローリトリーブで流れに乗せて漂わせる。流れを感じられなくなったら回収といった具合である。ポイントによっては足もとにシーバスが潜んでいることもあるので最後まで気を抜かないよう注意したい。

シーバスゲーム ハタハタパターン6
日没後にヒットしたシーバス。

今シーズンの釣況

今シーズンは準備万端で年末を迎えたが、今のところ期待に反して釣果が伸びていない。例年よりも水温が高いことが影響しているのか、今シーズンはハタハタの接岸が極端に遅れているように感じている。

それでもシーバスは産卵直前とあり、ルアーが捕食範囲に入れば口を使ってくれる。ただし、オープンエリアにキャストしてルアーが流れていくタイミングではなく、ブレイクラインや磯際でヒットすることから本来のハタハタパターンのイメージではない。とにかくこれからが本番と考えているのでまだ出会えていない極太のシーバスのヒットを期待して2019年1月の最終日まで磯に通うつもりだ。

最後に、冬は天候悪化によって厳しい展開になりやすい北陸地方のSWゲームだが、シーバス・ヒラスズキ・青物・メバルと、休む暇がないくらいに多彩なターゲットが遊んでくれる。今回紹介できなかった青物については、次回に取り上げる予定なのでご期待下さい!!


使用タックル

【ロッド】
KAMIWAZA・トビワタリ 115
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【リール】
シマノ・ステラSW4000XG
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【ライン】
エクリプス・ヴァリアントPE30Lb

【リーダー】
バリバス・VEP ショックリーダー[ナイロン]35Lb
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【ルアー】
エクリプス・フルフロウ120SSP
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エクリプス・フルフロウ120F
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ジャンプライズ・ロウディー130F
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ダイワ・ショアラインシャイナーZ LH(LUNKER HUNTER)150F-HD
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【ウェーディングベスト】
リアス・トビー FLV-2300
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【ウエア】
リアス・スプレイジャケットFRS-3200
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【丸山政寅・プロフィール】

地元、北陸エリアのフィールドをところ狭しと駆け回る行動派。磯でのシーバスや青物狙いをメインに、「旬を追う」をモットーにメバリングやエギング、サクラマスゲームにも精通するマルチアングラー。


【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※今回紹介した記事のメインターゲットはシーバス(マルスズキ)ですが、磯でのつりということで上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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