磯のヒラスズキゲーム・初めてのフィールドでの立ち回り方について|【ロックショア・スピリッツ vol.4】

磯のヒラスズキゲーム ポイント1

ヒラスズキシーズンの開幕に合わせて挑んだ九州遠征では完全ボウズという不甲斐ない結果に。そのリベンジを果たすべく翌週に再び長崎へ。初めて訪れた場所でホームの経験を生かして立ち回ったところ…

Text & Photo 土師雄起

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2週連続で九州遠征を敢行

つい先日まで夕食時はキュウリやトマトをアテによく冷えたビール飲んでいたように思いますが、2018年は秋が一瞬にして過ぎ去り、気づけば鍋やおでんに日本酒がおいしい季節となりました。気温もグッと下がり、冷たい北風が吹く頻度が増して波打ち際が騒がしくなれば、待ちに待った磯のヒラスズキ釣りの本格的なシーズンの始まりです。

しかし…、シーズン開幕に合わせて計画を立てて挑んだ九州遠征で完全ボウズを食らい、出鼻をくじかれてしまいました。とはいえ、そのまま2018年を終えるわけにはいきません。その4日後に「今度こそは!!」となけなしの小遣いを握りしめ、再び九州方面へと車を走らせました。目指すは長崎県の離島。初めて訪れる島で地磯を巡るという、現在、僕が最も胸を焦がす釣りです。

遠征釣行においては目的地までの道中も楽しみの1つです。今回は例外的に2週連続でドライブすることになりましたが、大阪~長崎間は僕にとって普段通ることのない道なので、出発前からいっそう心が躍りました。いくつもの町を通り抜ける山陽道、高速道路上からチラッと見える北九州工業地帯、夜明け前の西九州自動車道、そして目的地の海岸線などなど…。釣りの準備もそこそこに、事前に道中の風景を想像しながら音楽のプレイリストを入念に作成。新鮮な風景を横目に終始鼻歌交じりのご機嫌なドライブとなりました。

ホームでの大荒れパターンを当てはめたところ…

さて、現地での釣りはというと和やかな車内のムードとは対照的に、滞在期間中は連日大荒れという大変厳しい状況でした。気象予報を参考に自身で予想した海況が現実とは大きく異なり、直前に立てた計画も荒れ狂う海を前にオジャン。このあたりが不慣れなエリアへの釣行の難しいところであり、おもしろいところではないでしょうか。

とにかく現地で海を見て頭を悩ませました。ホームの紀伊半島においては、日ごろ完全ノーマークの湾内の磯が大荒れのときに狙い目になることがあります。ほどよい荒れ具合となり、爆発的な釣果が得られる一級ポイントと化す事例を少なからず経験したことがあります。今回はそれに倣って大荒れの波表で釣りを強行する選択肢を捨てました。

狙い目は最低限の潮当たりが望め、なおかつほどよいサラシが発生するであろう湾内の磯。つまり、回り込みのウネリの影響を受ける磯を捜すことにしました。具体的には風、波の影響を最も受けるエリアと、その真逆の最も影響を受けないエリアの中間的な位置関係にあるポイントを岬単位、半島単位、島単位で考え、島中のポイントを見て回りました。

磯のヒラスズキゲーム ポイント2
磯のヒラスズキゲーム ポイント3
ヒラスズキを捜しての岬巡り。当初の予定は覆ったものの、これはこれで楽しいパターンとなりました。
磯のヒラスズキゲーム ポイント4
ひと波ごとに潮位の変動を感じるほどの状況でした。

初場所といえどもくまなく捜せばそのような条件を満たす磯が少なからずあるものです。そういったポイントで竿を出したところ、相当数のヒラスズキからの反応がありました。

また、通常ならスルーするような浅場やサラシがまったくなく、ポイント選びに失敗したと思えるような磯でも次々とヒラスズキの反応が得られたのは大きな収穫でした。一刻も早く今回の経験をホームの紀伊半島での釣りに落とし込みたい衝動に駆られました。

湾内の磯でヒラスズキゲームを満喫!!

磯のヒラスズキゲーム ポイント5-1
磯のヒラスズキゲーム ポイント5-2
磯のヒラスズキゲーム ポイント6
ヒラマサやマダイもキャッチすることができました。ヒラマサは友人の山中氏が作製したトップウォータープラグでヒラスズキを狙っていたときにヒット!! なかなかの良型でした。

遠征釣行の醍醐味を堪能

十分な釣果が得られた今回の長崎釣行でしたが、釣り以外の部分で遠征の楽しみとしてハズせないのが食事でしょう。僕の場合、必要最低限の調理器具と調味料、食器類を持参して現地の市場で食材を購入し、自炊するというのがここ数年のお気に入りのスタイルです。他にも気になる居酒屋を訪ねるのも楽しいですし、民宿でお世話になるのもよいものです。とにかく1日磯を歩いたあとの満足度の高い夕食は、苦労の末に納得のヒラスズキをキャッチしたときの感動に匹敵するものがあります。

そして、今回の遠征でもさまざまな出会いがありました。滞在期間中の釣果報告につき合ってくれた民宿のご主人と女将さん、連日アテを求めて訪れた魚屋の親父、食堂で釣りの話に花を咲かせたジギングのあんちゃん。島の生活にほんの少しなじんだころに旅の終わりはやってくるもので、お世話になった方々に 「必ずまたきます!!」と挨拶をして今回の遠征を終えました。特別な釣りのセンスがあるわけでもない僕のような者が一見で訪れて大きな満足感を得られる…。そんな人情も海も豊かな場所を知れたことが今回の最大の収穫でした。

磯のヒラスズキゲーム ポイント7
地魚と地野菜、そして旅の回想をアテに晩酌。華やかさはないもののこれ以上ないご馳走です。

使用タックル

【ロッド】
AIMS・Black Arrow 110MH ROCK FACE ULTIMATE

【リール】
4000番

【ライン&リーダー】
PE1.5号+ナイロンリーダー8号

【ルアー】
AIMS・Arrow Head 140F
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AIMS・Arrow Head 120F
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AIMS・Splash Head 120


【土師雄起・プロフィール】

ホームの紀伊半島をメインステージに、積極的に各地へ釣行してヒラスズキや青物を狙うバリバリのロックショアマン。類い稀なる開拓精神の持ち主で日々トライ&エラーを繰り返してその知見を広げている。


【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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