寒期にアツく楽しもう!! ゴロタ浜のシーバスゲーム|【Catch the Fun!! vol.2】

シーバスゲーム ゴロタ浜1

鳴門エリアにおける冬のSWゲームフィッシングといえばゴロタ浜でのウェーディング・シーバスゲーム。風と激流をいかに読み切るかが、この釣りのキモとなるから…

Text & Photo 加地武郎

スポンサーリンク

強風下のシーバスゲーム

地元、徳島のSWルアーシーンにおける冬の風物詩的な釣りが鳴門のゴロタ浜でのウェーディング・シーバスゲームだ。極寒、暴風、波飛沫という厳しい自然状況下で竿を振ってシーバスと対峙する。そうやってヒットに持ち込んだシーバスはこの上ない達成感を味わわせてくれる。ある種、ドMな世界である。

近年は地球温暖化の影響か、北西風の吹き始めから風速15㍍以上の風が続くタイミングがどんどん遅れている。これによりベイトの回遊と北西風のタイミングが合わず、秋口から播磨灘に入ってくるベイトは風の影響を受けることなく本州側を北上している。そのため、このゲームで狙う鳴門沿岸のシーバスは回遊系が少なく、居着きの個体が中心になりつつある。しかし、そこはポテンシャルの高い鳴門だからこそ、まだまだこのゲームが成立しているのではないかと感じている。

シーバスゲーム ゴロタ浜2
シーバスゲーム ゴロタ浜3
この釣りではポイントやタイミングの見極めが最重要。そのノウハウについてはこの記事の後半で解説したい。

鳴門シーバスバトルセミナー

そんな鳴門のウェーディング・シーバスゲームだが、毎年地元プロショップのワイルドフィッシュさん主催により『鳴門シーバスバトルセミナー』を開催されている。これに多くのシーバスフリークが参加して盛り上がっている。

微力ながら私もこのイベントでシーズンの傾向や攻略の基本などをお話しする機会をいただいており、今回はまずこの鳴門シーバスバトルの模様を紹介したいと思う。イベントのスケジュールは以下の通りだ。

開催日=12月9日(日)/午前3時~受付開始/午前3時30分~ルール説明/午前3時45分~スタートフィッシング/午前8時=ストップフィッシング/午前8時30分=検量終了/午前8時30分~表彰式、クジ引き大会/午前9時30分=解散

このイベントの前から風速15㍍を越える日々が続いており、当日はスタート直後からの検量ラッシュを予想していた。しかし、スタートから1時間、2時間と経過してもシーバスが1匹も持ち込まれなかった。確かに夜中は潮位が低く、私は時合が午前8時ごろになるのではないかと予想していた。それにしてもこの寂しい状況にスタッフも焦りの色を隠せない…。

その後、空が白みがかってそろそろ朝の時合に突入かと期待していたところに、ファーストフィッシュが持ち込まれた!!  ランカー一歩手前のよく肥えたシーバスだった。

そしてこの1匹を皮切りに、この時期特有のお腹がポッコリした個体が次々と持ち込まれた。結局、ストップフィッシングまでバタバタとウェイインが続き、青物やヒラスズキなども混じって10匹を越える素晴らしい釣果で大いに賑やかな大会となった。

鳴門シーバスバトルセミナーの模様


1匹へのヒント

今後は年末前後の産卵時期にいったんシーバスの食いが落ちるものの、強い北西風の吹く日が狙い目となる。また、1月中旬あたりから産卵後のシーバスが食ってきて楽しめるというのが鳴門エリアのパターンだ。

以降では寒期のポイントセレクトやゲームの組み立てについて私なりに紹介しよう。

潮位について

まずは潮位が最大のキモといってもよいほど鳴門エリアでの釣りは干満を見極めるのが難しい。通常は狙いのポイントにおける潮の干満について、タイドグラフなどで確認することがほとんどだと思う。しかし、私は潮流時間で潮の干満を予想する。

複雑に入り組んだ地形と急流で知られる鳴門エリアだが、ポイントによっては満ち込みの潮でも潮位が下がることもあるし、その逆も然り。いざポイントに立つと思ったよりも潮位が低い、もしくは高いということが当たり前に起こる。しかも、そのタイミングは場所によってさまざまなのだ。

実際のところおおよそ潮流表で確認できるマックスの潮流時を越えたあたりから、一気に潮位が上げ下げすることが多い。そのため、そちらを参考にポイントセレクトをする方が確かだ。しかし、これも細かくいえばキリがないため、各ポイントの潮流は自分で足を運んでデータを蓄積するしかない。その点も含めてこの釣りを楽しんでほしい。

風について

基本的には風速15㍍以上の北西風がベストとなる。当然北風や西風の日もあるので注意が必要だが、いずれにしても風と潮の流れがぶつかるポイントは波が立ちやすくてサラシが発生しやすいので狙い目となる。水面がザワついてベイトが流れに翻弄されるなど、最も有望なポイントといえる。

以上を踏まえて複雑な鳴門の潮流が狙いのポイントではどの方向に流れているのか?   その時間帯にどの程度の潮位になるのか?   流れと風はぶつかるのか? このあたりを熟考してポイントをセレクトすると、怒涛のラッシュを味わえる可能性が高くなる。そんなゲーム性の高さが魅力である。

ルアーについて

ルアーはミノーのみで勝負すればいいと考えている。もちろん、他のルアーでも食わせることはできるが、「シャローのゴロタ浜」「シーバスがフィーディング目的でミノーの射程圏に入ってくる」「メインベイトがイワシ」「横の釣りが中心」などを考慮し、私はこの釣り始めた当初からほぼミノーのみで通している。

シーバスゲーム ゴロタ浜4
シーバスゲーム ゴロタ浜5
ポイントに足を運ぶことでしか見えてこないものがある。そのプロセスも含めて大いに楽しんでいただきたい。

使用タックル

【ロッド】
ゴールデンミーン・アウトレンジ98M
Amazonで見る
ゴールデンミーン・アウトレンジ94P
Amazonで見る

【リール】
シマノ・ステラ4000XG
Amazonで見る

【ライン】
YGKよつあみ・G-soul X8 Upgrade PE1号
Amazonで見る

【リーダー】
YGKよつあみ・ガリス ショアリーダーFC25Lb

【ルアー】
タックルハウス・CONTACT NODE.130F
Amazonで見る
タックルハウス・CONTACT NODE.150F
Amazonで見る
タックルハウス・K2F 142WL T:2.2
Amazonで見る
シマノ・エクスセンス サイレントアサシン 140F AR-C
Amazonで見る


【加地武郎・プロフィール】

「楽しみを釣る」をモットーに、日々地元・徳島のフィールドへ足を運んでいる。幼少のころより釣りに親しみ、現在はマル&ヒラスズキ狙いをはじめ、メバルやアジなどのライトゲームにも精通。圧倒的な経験と卓越したセンスでさまざまなゲームフィッシングを深く追求する実力派アングラー。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう