美味な魚にロックオン!! ショア・ハガツオゲームのノウハウ|【F.R.E.A.M vol.2】

ショア青物ゲーム ハガツオ1

ハガツオといえば初夏のターゲットのイメージが強いが、秋以降も十分に狙って釣ることができる。というよりもこの時期はゲーム性が高くて食味も最高。今回はそんなハガツオゲームについて釣行時の模様を交えて紹介したい…


Text & Photo:KFC・田村孝介

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ハガツオゲームの魅力

私がショア青物ゲーム始めて最初に釣ったまともな魚がハガツオだ。経験のあるチームメイトに同行し、とりあえず12㌢のミノーを投げて巻くだけのアプローチを続けていたらヒットした。そのときの喜びは今でも鮮明に覚えている。

それまではエギングやアジングなど、ライトなルアーゲームを楽しんでいた私にとって、40㌢のハガツオに引きは衝撃的だった。さらに、帰宅後に刺し身で食したときのおいしさも同じぐらいの衝撃を受けた。

以来、ショア青物ゲームにのめり込み、気づけばタックルもどんどんヘビーなものを使うようになった。何も知らなかった私がボチボチとハガツオを釣ることができたのは、初夏シーズンのパターンを知ることで比較的簡単に釣れる魚だということが分かったからだ。

ただ、今回紹介したいのは10月以降のハガツオゲームで、同じターゲットながら初夏のパターンが当てはまらないことが多い。12㌢クラスのミノーにまったく見向きもしないこともあれば、19㌢のダイビングペンシルやポッパーを泳がせていると派手にバイトしてくることも。また、トップウォータープラグでまったく反応がないかと思えば、メタルジグでのスローなアプローチが有効になるなど、とにかくヒットパターンを把握するのが難しく、フィールドでの対応力が要求される。

ショア青物ゲーム ハガツオ2
ポッパーでの釣果。派手に水面を割ってルアーに襲いかかってくるので大興奮の展開が味わえる。
ショア青物ゲーム ハガツオ3
ジグでの釣果。105㌘のジグで80㍍ほど沖の宙層をスローなワンピッチで誘ってヒットに持ち込んだ。

とにかく有効となるアプローチやベイトパターンが一貫しないのだが、それでもホームの鹿児島においてはシーズン中ならカンパチやヒラマサなどよりも遭遇率が高いのが魅力だ。さらに、この時期のハガツオは前述したように本当に美味。しっとりとした身は柔らかく、カツオ特有の風味もあって初夏のハガツオと比較すると格段に脂が乗っている。魚をさばいていると包丁に脂がまとわりついて切れなくなるほどだ。

ショア青物ゲーム ハガツオ4
秋のハガツオは何といっても刺し身でいただくのがおすすめ。

ハガツオの回遊が期待できるポイントは?

シャローの根回りを好むヒラマサ、深場の根際に執着するカンパチ、ベイトにつくブリといった具合に、青物御三家でもそれぞれの習性がある。これと同様にハガツオが好む場所やポイントが存在する。

私がポイントを捜すうえで最も重要視しているのは、激流になることが多いエリアだ。特に100㌘のジグでも底が取りにくいほどの激流が望ましい。加えてストラクチャーが点在するようなポイントはあまり好まず、沖に沈み根やハエ根があって本流が走る、岬の先端のような場所が有望だ。ある程度水深がある沖磯や、外洋に面した沖堤防などもヒット率が高い。

ハガツオ狙いで地磯に釣行

11月下旬、そんなハガツオを狙うべく、釣友と鹿児島県大隅エリアの地磯への釣行を計画した。しかし、釣行予定日はあいにく大雨の予報となり、さらに南から季節外れの台風が近づいていた。そんな中、現地まで行って海が荒れ過ぎているようなら無理をせずに諦めることにして、朝まづめに照準を合わせて地磯へと向かった。現地に到着すると幸いにも海はそれほど荒れておらず、小雨だったので竿を出すことにした。

エントリーした地磯は正面の水深が30㍍ほどで、左右にシャローのワンドがあり、よく激流になる場所である。潮が頻繁に動いたり止まったりするときや、底潮がしっかり動いているとき、激流になる直前などがチャンスだが目視で把握できないことも多い。そのため、戦略的にポイントを休めるとき以外はとにかくルアーをキャストし続けることが重要である。

当日の海水温は23.1度。先週同じ場所で聞いた情報よりも3度以上高く、「釣れそうだな…」と期待しながらタックルを準備した(いつもそう思っているが…)。

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