日本海・冬のロックショアゲーム|【北陸ショアゲームイズム vol.1】
今回からスタートする当連載ですが、私のホームである北陸エリアにおける旬のターゲットや釣りを取り上げていきたいと思います。まずはカタクチイワシの接岸によりヒートアップするロックショアゲームについて紹介しましょう!!
Text & Photo 丸山政寅
みなさん、こんにちは!! 石川県在住で釣りをこよなく愛するアングラーの丸山政寅です。私は北陸地方の福井県、石川県、富山県をホームエリアとしてショアからのSWルアーゲームを中心に楽しんでいます。毎回同エリアの旬の情報を発信していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
初冬はシーバスゲームがアツい
今回は石川県・能登半島の外浦を例に上げ、冬の日本海のロックショアゲームについて紹介したい。
冬型の気圧配置によって北風と北波が強くなる12月の北陸エリア。気温も一気に低下して10度を下回る。最低気温は0度ぐらいになる日もあるため、あまりの寒さに早朝は車から出てポイントに向かうのが億劫になるほどだ。
特に寒波が入ると低気圧が通過することで潮位がより高くなり、波も高くなる。そして、海が荒れることでこの時期のベイトとなるカタクチイワシがシャローエリアに押し寄せられる。シーバスや青物にとっては絶好の捕食の機会となるわけだ。特にこの時期のシーバスは産卵を控えて多くのベイトを捕食する必要がある。以上のことから非常に期待が持てる時期となるわけだが、このように自然の力を味方につけてターゲットを攻略することはソルトウォーターゲームにおいて非常に重要である。
冬場に有望なポイント
冬の自然状況が味方となってチャンスが広がるポイントしては、ワンド状の地形があげられる。そして、ワンドには砂浜が隣接するタイプと岩礁帯やゴロタ岩が隣接するタイプがある。
砂浜が隣接する場合はポイント全体を観察し、サラシの広がりや海鳥の動きをチェック。サラシが岸際から沖まで広がっているような場所があればそれは地形変化を表し、ブレイクがベイトを集約させていると考える。また、海鳥が多く集まっている場合はナブラが発生する可能性があるので意識を向けておきたい。
次に岩礁帯が隣接するワンドは特に波の入る向きに注目したい。これによりサラシが形成される位置や払い出す位置が違ってくるからだ。いずれにしても釣行のタイミングによって変化するサラシの状況を的確に判断する必要がある。その点を踏まえ、事前準備としてポイントの地形や釣行当日の波の向きを予報などでしっかりとチェックしておく。これにより魚と出会える確率が高くなるはずだ。
あと、特に12月は週単位で海況が変化する時期である。たとえば、前回釣行して釣果に恵まれなかったポイントで翌週に爆釣ということもザラなので、できるだけ先入観を持たずにポイントと向き合いたい。また、狙う時間をズラせば釣果に繋がることもあるので、アタリやミスバイトがあったポイントは必ずあとでチェックするように心がけたい。
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