シーバス修行の地でスランプを脱出!!|【欲張りショアラーのツボR vol.6】

シーバス・ヒラスズキ サヨリパターン1

最近はかつてないほどのスランプが続いていました。そこで、わるい流れを断ち切ろうと自身のシーバス修行の地である和歌川を訪れたところ…

Text & Photo 山本典史

さあ、困った!!(笑)。最近は忙しくてなかなか釣りに行けず、また釣行しても思うように釣果が上がりません。当サイトの前身であるSWゲームフィッシングマガジンで10年間も連載を続けましたが、そのときもここまでのスランプはなかったのですが…。

そこで今回はみなさんが興味をお持ちであろう、フック使いに関するノウハウやロッド角度とフッキングの関係について紹介しようと思い、すでに前述の冒頭文を書いていました。しかし!! 締め切り直前にフラッと地元の釣り場に釣行したところ、いとも簡単におもしろい釣りができたので今回はそのときの模様をご紹介します。フックやロッド角度の話はまた別の機会に…。

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原点回帰でシーバス修行のフィールドへ

今回の舞台は和歌山市内を流れる和歌川の河口。今から20年ほど前、シーバスゲームの本質を見極めようと年間200日以上も通ったことがあるホーム河川です。ただ、近年はめっきり足が遠のいており、年に1度訪れる程度。まあ、あまりに身近な釣り場というのはそんなものでしょう。

過去にはさまざまなパターンのシーバスゲームを楽しんだ河川ですが、その中でも僕にとって難航不落だったのがサヨリパターン。ここで苦手意識を植えつけられたように感じています。

前述のように過去には年間200日も通った経験があるため、潮のタイミングによる時合もある程度把握していますが、今回はあえて逆潮で挑みました。20年前とは経験値に雲泥の差があるため、「苦手なサヨリパターンも逆潮ならもしかしたらイージーに攻略できるかも?」なんてことを考えての釣行です。

※和歌川河口周辺には駐車場がありません。左岸で釣りをする場合は浜ノ宮海水浴場駐車場、右岸なら片男波海水浴場駐車場を利用することになります。ただ、いずれも24時間体制ではないので最悪の場合、翌朝まで車を出庫することができませんのでご注意下さい。また、当たり前のことですが違法駐車は近隣の住民の方々のご迷惑になりますし、当然駐車違反として取り締まられますのでお控え下さい。

新たな攻め手の確立へ向けて…

さて、釣り場に到着して状況を確認すると、満ち潮にかわっているはずの時間帯なのに下流に向けてガンガン流れています。これはこれで鉄板パターンの潮なので急いでタックルをセットしてアプローチを開始。しかし、まったく反応がありません。そして、すぐに潮が緩み出して流れがかわりました。

今回、竿を出したのは片男波の堤防(左岸側)の先端です。下げ潮時は堤防と並行に激しい流れが発生し、満ち潮時は先端をかすめるように対岸へ向けて流れる潮となります。そして、川を遡る本流の潮とぶつかり、対岸に向けた斜め方向の上り潮となります。だいたいこの2つの流れがぶつかるヨレにサヨリをはじめとするベイトが溜まるため、今回もこのヨレにミノーを流し込むと案の定、サヨリが引っ掛かってきました。

ただ、いつもヨレを狙って失敗していたことを思い出し、今回は違う攻め方をすることに。サヨリに限らず、特定のベイトパターンの場合はそのベイトの群れについているシーバスを狙うことになります。そのため、群れの中にルアーを持っていき、いかにシーバスにルアーを見つけさせるかを考えます。速い動きでアピールするか、目立つ動きで興味を持たせるかといった具合です。これがベーシックなパターンですが、今回はベイトが溜まっているピンポイントではなく、その周辺でシーバスが口を使う要素が揃っている場所に狙いを絞って攻めることにしました。ポイントの状況としては遡る本流の上流側にあるサンドバーの影響ではるか沖で流れが分岐しています。このサンドバーと流れの境目のブレイクをうまく利用しようというのが狙いです。

この時点で強い北西風が吹いていました。方向的に強い追い風および横風にもなるので少々厄介だと感じました。とはいえ、厄介な要素も考えようによっては味方できるかもしれないとポジティブに考え、ルアーはスリムなロングミノー(モアザン シャローアッパースリム160F)を選びました。シルエットだけでもバイトを誘うことができるのがこのルアーの強みでタイトなアクションで攻めることが可能。また、水受けの少ないリープ部と強い横風を利用して、ティップの高さを調整することにより、水面を飛び跳ねるサヨリとその後のスイムに移るアクションを演出することができます。

いろいろとイメージしてキャストを開始すると、ルアーが着水した直後に着底(笑)。着水点の水深は20㌢ほどでここからラインに風をはらませ、ルアーを本流側に引き込んでブレイクへ流します。具体的には、まずはティップを高く上げてラインに過度な風を受けさせ、ルアーを水面から飛び出させます。そして、その後はティップを下げて泳がせるといった具合です。

最初のアタリはスイムに移行した直後にでて、派手なバイトで水面が炸裂しました。難なくキャッチしたのは60㌢クラスのシーバスですが、「これで新たな攻め手のパターンを確立できるのではないか?」と期待が持てる1匹となりました。

そして、次のキャストでも先ほどと同様に攻めると、同じ場所で同じようなバイトが!!  派手なエラ洗いとシャープなファーストランを見せて上がってきたのは50㌢クラスのヒラスズキ。再現性を実感できる1匹となりました。その後は散発ながら同サイズを数匹追加したところで反応がなくなりました。

シーバス・ヒラスズキ サヨリパターン2
シーバス・ヒラスズキ サヨリパターン3
ベイトの溜まり場にルアーを持っていくのではなく、シーバスが口を使いそうな別のポイントに目を向けることで苦手なサヨリパターンを克服。再現性のある釣りを展開することができました。

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