【オフショアジギング】初冬の青物ハンティング講座②
タックル考察
この釣りではキビキビした動きよりも、フワッと浮いたり、ヌルーッとしたイメージのアクションが効果的となる。そのため、柔らかめのロッドを使用してジグに力を伝え過ぎないようにしている。
私の場合、たとえばロッドのオモリ負荷が120㌘であるのに対し、160~200㌘のジグをセットしている。ロッドがしなやかに曲がり込むことでジグの初動の速度が抑えられ、徐々に加速する動きを演出できる。
ラインはブリクラスを想定すると3号はほしいが、激流ポイントが多いので2号をメインとしている。このあたりは状況に応じて使い分けるのがベストだ。
また、この時期はサワラのバイトでラインを切られることも多い。リーダーの先糸としてフロロ60 Lbを60㌢ほど結束しておくとジグのロストが軽減できる。
底に張りつく低活性な個体を刺激するには?
低水温期や激流時は魚が底に張りついて動かないことも多い。そういうときは底のみをネチネチと探るシェイキングが有効になることも。一風かわったスタイルで、リールのハンドルを持つ手でグリップエンドを握ってアプローチする。リールを巻かないためアクションをつけやすい。
着底後はロッドを45度ほどの角度まで上げ、リールを巻かずにシェイキング。そして大きくロッドを立ててジグを引き上げ、そのままフォールさせる。さらに底をたたいて砂煙を起こして魚の興味を引き、ジグを急に跳ね上がることで食い気を誘発させる。
また、クダコなどの激流のポイントでは根掛かりが外れた瞬間にバイトすることがある。根掛かりしたらシェイキングしてジグをはずそうと試みるが、それに近い要領だ。基本のアクションパターンと同様、大きなアタリがでることはないので少しの変化も逃さないように集中したい。
(SWゲームフィッシングマガジン 2013年12月号より)
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