磯のヒラスズキゲーム・初冬の戦略②|【漢磯紫流儀 vol.3】
《番外編》漢磯交遊録
私はこれまでに釣りを通じて本当にたくさんの人と知り合い、全国各地に多くの仲間ができた。その仲間たちから釣りに対する姿勢や情熱、そして人格など、さまざまな部分で多大な影響を受けてきた。磯のヒラスズキゲームを始めたころに強く影響を受けた和歌山のマッドネスのメンバーをはじめ、千葉や四国、九州各地にたくさんの素晴らしい仲間たちがいる。
今年は酒飲み&釣り仲間でもある、本サイトでもおなじみの土師君とよく釣りに出かけた。彼は30歳台前半の若さながらまったく情報に惑わされず、素晴らしい魚との出会いを求めて自らの足でポイントを開拓し続けている。釣りに対してしっかりとした信念を持っており、ボウスが続いてもめげずに好きな磯へと通う姿勢は刺激を受けるし、気持ちが引き締まる思いだ。やはり本当の釣り好きはこうでないとと思わせてくれるナイスガイである。
それと毎年必ず1~2回は鹿児島に行くのだが、こちらも本サイトでおなじみの東村純孝君が率いるKFCのメンバーに会うのが目的だ。そして、彼らにはいつも勉強させられっぱなしである。釣りのテクニックもそうだが、常に気持ちにゆとりを持ち、周囲の人を思いやる姿勢に人間としての器の大きさを感じる。私は彼らのおかげで鹿児島の磯でいつも快適な釣りができ、しかも魚がよく釣れる。
自分が彼らの年齢のときに人に対してそのような振る舞いができたかというと自信がない。彼らと会うたびに人として、アングラーとしての自分の未熟さを痛感する。
私にとって理想の釣りとは…
私にとって理想の釣りとは魚のサイズや数に執着することではなく、人と自然を大切にして竿を振り、心に残るような時間を過ごすことである。貴重な人間関係を築くきっかけとなる釣りは本当にかけがえのないものだし、私に釣りを教えてくれた父にも感謝している。仲間とは腹を割っていろいろな話をするが、それは釣りを続けていなければ知り合うことができなかった人たちである。我が家にはいろんな釣り仲間が集まるが、最近は20歳になる娘の中学時代の担任の先生もショアジギングにハマり、ちょくちょく遊びにきて酒を酌み交わすようになった。我が家に集まる仲間はみんな生き生きとして明るく楽しい人ばかりである。釣りを通じて素晴らしい仲間が増え、楽しく竿を振って旨い酒を酌み交わす。私にとって釣りとは無限のパワーを持つ最高の遊びである。
今年も残り少なくなってきたが、仲間と波飛沫を被りながらヒラスズキと戯れ、よい年の締めくくりになればと思っている。これからも仲間と自然に感謝して釣りを楽しんでいきたい。
[spacer]【赤木光広・プロフィール】
【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】
【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】
※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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