【SHORE SNIPER vol.12】房総の秋、ヒラマサ&ヒラスズキが本格化
秋は積極的に遠征もしましたが、もちろんホームの房総の磯にも足繁く通っています。10月はシケ後の荒食いに始まり、不調を挟んで達成感の大きいヒラマサをキャッチするなど、この時期ならではのさまざまな経験を積むことができました
Text & Photo 大野 祐
[spacer]夏~初夏の暑さから一転、秋らしい陽気が続いて冷え込む日も多くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
先日、釣友の東村純孝氏が当サイトに寄稿した『秋の佐多岬で青物にアタック!!』をご覧いただいた方はご存知だと思いますが、この日は私もラッキーな釣果に恵まれました。もちろん、この鹿児島遠征以外も普段はかわらずに地元、房総の磯に足繁く通っています。その中でいろいろと考えさせられることもありましたので、今回はそんな一連の釣行の模様をレポートしたいと思います。
シケ後の荒食いに遭遇
10月初旬、この日は台風24号が抜けた翌日でした。シケ後で海が回復しているかどうか分からない状況で不安もありましたが、いざポイントに立つと非常に状況がよく釣果に恵まれました。
見渡す限り誰もいない磯で5匹のイナダ(ブリ幼魚)をキャッチ。さらに、房総ではグッドサイズとなる50㌢オーバーのショゴ(カンパチ幼魚)と本命のヒラマサ(95㌢、6.5㌔)も手にすることができ、青物のトリプルクラウンを達成。翌日は釣友が釣行したもののめぼしい釣果を上げられなかったことから、まさにシケ後の荒食いに遭遇したと結論づけられました。結局、食いが立ったのはこの日だけで、その後は不調が続き、魚を手にすることができない日々が続きました。
[spacer]ヒラスズキシーズンのスタートを実感
10月下旬に入ったある日、低気圧が抜けてバックスウェルが入り、結構な波が押し寄せる日に釣行しました。最初はヒラマサを狙ってキャストを繰り返したものの反応がありませんでした。そこで、目の前に広がるサラシでヒラスズキ狙うことにしました。
すると、日が高くなった時間帯でしたがヒットが連続。惜しくもランカーサイズはフックが伸びてバラしてしまいましたが、50~60㌢のヒラスズキを5匹キャッチすることができました(バイトは8回)。私は十分に満足して竿を置きましたが、残った釣友はその後も午後までヒラスズキの引きを堪能したとのこと。本格的なヒラスズキシーズンの始まりを感じさせる1日となりました。
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