【エギング】爆釣のカギは流れの攻略《磯編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 4

【エギング】爆釣のカギは流れの攻略《磯編》

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流れを制する戦術

ドリフト釣法は流れがなければ成立せず、餌木の射程内に潮目があるのがベストだ。もちろん、ショアゲームでは潮目が餌木の届かない沖めにあったり、確認できないこともある。そのようなときは餌木が届かなくてもできるだけ潮目に近い場所を狙ったり、ちょっとした流れの変化を見つけてそこで餌木を流すことになる。いかなる状況でも最善策を選択し、その状況での釣れ具合で今後の上積みを判断して行動すればいいと考えている。

流れの強さや向き、風の方向が把握できたら微テンションを保ちやすく餌木を操作しやすいポジションに立つ。前述の外洋に面した磯場の大きく張り出した岬を例にあげると(※図を参照)、潮が左から流れてきている場合、大きなワンド状になっている左側や岬の先端などがその位置に当たる。

エギング 爆釣5

アプローチについては本来なら足もとからチェックするが、今回は潮流に対する攻め方に絞って紹介したい。

まずはやや潮かみに餌木をキャスト。この位置にキャストすることで最初のシャクリからしっかりと潮流を利用したアプローチが可能となる。流れを利用した釣りのメリットはアオリイカの回遊ルートを狙えることだけにとどまらない。潮に当ててシャクる形になるので餌木が高く跳ね上がり、しかもスローに落とせるので緩急の差を大きくつけられ、抱かせのタイミングもしっかりと演出できる。

キャスト後は底を取ってスラックジャークや二段シャクリで潮に乗せる、もしくは流すイメージで餌木を操作する。このときのラインさばきはジャーク後にスラックを取る程度で張り過ぎず、流れにラインと餌木を持っていかせてテンションをかけるといった感じである。テンションのかかるタイミングによって流れのスピードを読み、より自然なフォール姿勢で違和感を与えずに餌木を抱かせることができる。

潮目などにキャストするとワンアクションで5㍍以上も流されることもあるが、それでもアオリイカが餌と認識すればきっちりと餌木を抱きにくる。また、潮が緩くて底取りが容易な場合は前述のように沈下速度の遅いシャロータイプを投入。底を取って同じように流していく。

目安となるシグナル

ドリフトの釣りはラインや餌木が流される感触を掴むことがすべてだ。宙層をレンジキープしなければいけないときや激流時は別だが、とにかくラインを張り過ぎないように注意したい。流れを利用して高く跳ね上げ、スローフォールさせながら流していくのがこの釣りの基本であることを忘れてはならない。

逆に微妙な抵抗を感知できないほどテンションを緩めるのもNGで、何度もいうように餌木とラインが流される方向を把握できる微テンションがベストだ。ティップが微妙に入る程度のテンションをキープすれば抜けアタリや潮ヨレなども分かりやすく、あらゆる変化を感知できるようになる。また、微テンションを保つうえではティップを送り込む作業も必要となる。

《参考タックル》ロッド=レガーメ・X-ARMATURA斬83TZ/リール=シマノ・ステラ2500S/ライン=YGKよつあみ・G-soul X8 Upgrade PE0.6号/リーダー=YGKよつあみ・GP‐Z2.5号/餌木=ハリミツ・墨族 柔3.5号、剛3.5号

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