【ショアマダイ】“狙って釣る”戦略&テクを大公開!!《後編》
ティップの変化で着底を判断
潮流の速いポイントでヘビーウェートジグを使用する際は着底を瞬時に判断して根掛かりの回避と地形の把握に努めたい。テンションフォール中の着底はティップの返りで判断する。竿を立ててティップを曲げ込むほど変化がわかりやすいが、立て過ぎると合わせ幅などのストロークが取れなくなる。30度ほどの位置(時計でいえば2時)で竿を保持するのが理想だと感じている。
また、ティップの返り方で底質を判断することも可能だ。岩やシモリなどのハードボトムではスッと竿先が戻り、砂泥質ではゆっくりと戻る(ジグがボトムに刺さり込むようなイメージ)ことが多い。
ただ、潮流の速さ、ポジションに対するジグの位置(アップorダウン)によっては一概にいえない部分もある。たとえば、ダウンの位置にジグがあるときはラインが潮流に引っ張られてティップがなかなか戻らないこともあるので要注意。そういったことも考慮しながら、ティップの変化を注視して状況把握に努めたい。
[spacer]LBリールでのダウンドリフト
沖のブレイクやシモリなどの回遊ルートにできるだけ長くジグをコンタクトさせることでヒット率がアップする。そして、沖めのポイントをより長くトレースするために多用しているのがLBリールを使用したダウンドリフト釣法だ。
まずは潮しもへとジグを流すため、正面に着底(ポイントにジグを置く)させるようにポジションやキャストポイントを調整する。そこからジャークを2~3回入れてジグを跳ね上げ、フォール中はレバーブレーキをオフにして流していく。こうすることでジグを手前に寄せず沖めのポイントに沿ってドリフトさせることができる。
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