【ショアマダイ】“狙って釣る”戦略&テクを大公開!!《後編》
《前編》ではショアマダイ狙いの全容を大まかに紹介したが、引き続き具体的な釣り方について解説を進めていきたい。繊細なアプローチが要求されるが、それをカバーするタックルの存在も大きいので万全の準備で挑んでほしい!!
解説:辻本ナツ雄
ヘビーウェートジグ使いこなし術
ここでは20~30㌘のヘビーウェートジグをメインに使用する秋のイワシパターンに限定して話を進めていきたい。
地形の把握
まずは狙い目となる沖めのブレイクの位置を把握することからスタートする。手順は以下の通りだ。
①まずは遠投して底を取り、すぐに根掛かりを回避するための強めのシャクリを1回入れる。続けて2~3回ほど軽くジャークを加える(80~100㌢ほどジグを跳ね上げるイメージ)。
②テンションフォールで着底するまでの時間をカウント。これによりブレイクの位置などを把握する。
③扇状に投げ分けて①~②の要領で広範囲をチェックし、釣り場の概要を把握する。
大まかにブレイクラインの位置が掴めれば、その中でも傾斜の緩やかなカケアガリを捜していく。なだらかなところほど潮流が浅場へと抜けやすく、ベイトやマダイが接岸するルートになりやすいと考えているからだ。ジャーク後、着底までのフォール時間が短ければ傾斜がキツく、長ければ緩やかなカケアガリと判断している。
そうして狙い目を絞り込み、そのピンポイント周辺にジグが着底するよう水深や潮流の影響を考慮してキャストポイントを設定したい。
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