【リバーシーバスゲーム】晩秋の熱狂パターンを大公開!!

効率的な攻め方

前述のように弱った落ちアユがメインベイトとなるため、それを意識したアプローチとなる。まずは立ち込まずに陸からアップクロスにキャスト。ルアーを流れに乗せてラインをメンディングしながらスローに流す。

キャスト後はロッドをあおり、ラインが水面に張りつかないようにすること。これによりピンポイントをていねいに攻めることができ、シーバスからのコンタクトもダイレクトに手もとへと伝わる。流れの中でピンポイントにルアーを送り込むのは難しいものだが、この方法さえマスターすればルアーを操作しやすい。

続いて静かに立ち込み、フローティングミノーを上流から下流へと漂わせて流れの変化を捜す。ルアーを流していると、ミノーがいきなり止まったり、軌道が急に変化する場所をいくつか見つけられるはずだ。そういったポイントに大型のシーバスがつきやすく、流れの変化は地形変化によって生じるのでそうそうかわることもない。

そして、アップクロスにキャストし、ラインをメンディングしてルアーを流していると、シーバスは上流から流れてくるアユだと思って果敢にアタックしてくる。しかし、このパターンでヒットするのは中～小型が多い。中型までの個体は貪欲に餌を求めてポイント全域を回遊しているので食ってきやすいのだ。

一方、大型はストラクチャーについて目の前に流されてくるベイトをラクに捕食する傾向が強い（あくまでも経験からくる個人的な見解だが…）。リバーゲームの醍醐味といえる大型を攻略しようと思えば、あらかじめチェックしておいた流れの変化（水中の地形変化）にアプローチするのが得策である。

この場合、ドリフトでルアーを送り込むのが理想だ。ルアーを下流に流しきったところで抜群のヒラ打ちアクションが演出できるため、それを踏まえたアプローチとなる。このときの水面が破裂するバイトは非常にダイナミックでアドレナリン全開となることは間違いない。