【欲張りショアラーのツボR vol.5】検証、エイトトラップはシーバスに通用するか? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【欲張りショアラーのツボR vol.5】検証、エイトトラップはシーバスに通用するか?

シーバスとの距離は?

さて、ここからは漁港での実釣の模様を交えて解説を進めていきます。当日はベイトが見当たりませんでしたが、壁際の明暗部にシーバスの姿がちらほらと確認できる状況でした。

まずは慌てずにシーバスの動向を少し観察することに。経験上、少しでも上向き加減でステイしているシーバスの方が好反応を示すことが多いのでそれを見極めます。このように見えているシーバスを狙う場合、魚の付近でエイトトラップを演出するとすぐに逃げてしまうのでNGです。慣れないうちは少し離れた場所から始めて、少しずつシーバスに近づいていくことをおすすめします。僕の目安はおよそ5㍍。経験上、この距離ならルアーに興味を持てば近づいてきて、そのうちの7~8割からバイトを引き出せると感じています。

一方、シーバスがルアーに興味を示さない場合は、エイトトラップを演出しながらルアーを少しずつ近づけていきます。2㍍ぐらいまで近づけても逃げないし、反応もしないという場合はアクションのリズムをかえたり、スピードを上げるといきなりバイトスイッチが入ることがあるのでぜひ試して下さい。

この釣行で唯一シーバスの反応を引き出せたのはそのパターンでした。シーバスはエイトトラップを演出するルアーに対して逃げず、近寄らずの状態だったのでこちらから接近したのですが、その距離が2㍍を切ったところでにトレースパターンを変更。横移動時はややスローで距離を長く、そしてターン時は素早く動かすことを意識しました。シーバスに気づいたベイトが急旋回して水面から飛び出すというイメージですが、狙い通りにこれでバイトを引き出すことに成功。しっかりとフッキングを決め、前述したようにラインを少し出して距離を取り、じっくりとファイトしてランディング。キャッチしたのは80㌢に迫るグッドコンディションのシーバスでした。

シーバス エイトトラップ4
シーバス エイトトラップ5

当初の目的であった「港湾見えシーバス」も攻略することができました。

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