ショアのオオモンハタ・夏はベイトつきの個体に的を絞ってチャンス拡大!!
高水温期はベイトライクなアクションで広範囲にアピールすることが常套手段となるショアのオオモンハタ狙い。アピールに変化をつけつつヒットパターンを見極めることで…
解説:葛原正夫
広範囲に徹底アピール
オオモンハタを含むハタ系の魚(アカハタ・キジハタ)は水温の高い時期が釣りやすいといえます。低水温期はベイトを追って捕食することがほとんどないのに対し、夏場は餌を追って宙層まで上がってくるからです。ポイントについては私のホームである紀東エリアの場合、夏場なら磯やゴロタ場、湾内など、いたるところでハタ系の魚の姿が見られます。その中でもなるべく潮通しがよく、地形変化に富んだ場所を狙うのがセオリー。さらに、できるだけ沖に面した外洋向きのポイントが狙い目です。
磯場を例にあげると、私がハタ系の魚を狙う主なポイントは以下のようになります。
●波立ちやすい場所。
●サラシの中やスリット。
●凹凸の激しい瀬があるところ。
他にも潮の変化する場所(潮目など)、ベイトの溜まりやすいところなど、何らかの変化がある場所は要チェックです。ちなみに、湾内なら堤防の先端やロープ下、捨て石回りのカケアガリなどとなります。
その中でオオモンハタに限っていうと、ポイントにつくというよりもベイトにつく魚です。したがってルアーを広範囲にアピールすることで離れた場所にいる個体も積極的にアタックしてきます。
リグについては「底取りがスピーディーで潮流に負けないヘビーウェートのジグヘッド+強波動を発するシャッドテイルワーム+強いフラッシングでアピールするブレードスピン」という組み合わせを主力としています。また、アピールに強弱をつけるためにも数種類のワームカラーを用意しています。
基本的なアプローチの流れは以下の通りです。
①キャストして底を取る。
②着底と同時にリトリーブを開始。スローにトレースして宙層を泳ぐベイトを演出。
③15㍍ほどトレースしたらフリーフォールで底を取る。
④着底と同時にミディアムリトリーブで15㍍ほど泳がせ、スピードに変化をつけて誘う。
⑤磯際のカケアガリ付近ではカーブフォールでじっくりとアピール。
⑥着底したら④よりも少しスピードを上げてトレース。磯際に追いつめられたベイトをイメージしながら水面まで巻き上げる。
以上のようにリトリーブスピードやフリー&カーブフォールを使い分けてアプローチを組み立てます。
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