「急流場で餌木の操作精度を高める」をテーマに、秋のエギングを楽しもう!!
積極的にラインを緩める
初~中級者の方がよくやってしまうのが、アタリをとろうとしてむやみにテンションを張ること。結果、餌木が浮き上がってしまい、アオリイカが潜むレンジを外すケースが多いように感じる。急流の中でのアオリイカは餌木がボトムを転がっているだけでも抱いてくることもあるので、とにかくボトムをキープしたい。
たとえば、急流がショアラインと平行に走っている状況で、潮かみにキャストした餌木が自分の前を通過して潮しもに回ったとしよう。流れが速いとラインテンションを張るだけで餌木が浮き上がり、レンジを外してしまう。ボトムの感触を失った場合は再度餌木をフォールさせるため、リールのベールを返してラインを送り込む場合もある。
シャクッたらアオリイカが乗っていたというケースは、アタリを見逃したという意味で恥ずかしい結果ととらわれがちだが、私は「急流ポイントではアタリをとりにいったら負け」と提唱している(笑)。急流場ではそれほど餌木が浮き上がりやすいのだ。
[spacer]4号サイズの餌木を使い続ける
アオリイカはサイズが大きいほど遊泳力が高く、積極的に捕食活動を行なう秋は急潮流に大型が潜んでいる可能性が高い。そして、私は数年前から秋でも4号サイズの餌木を使用している。
大型餌木のメリットはまず飛距離が稼げること。そして潮受けがよくて海中で定位させやすい。さらに、アピールが強いのでアオリイカの捕食スイッチが入りやすく、抱かせやすいことなどがあげられる。実際に使ってみて今まで届かなかった急流のブレイクに餌木を投入することができるようになり、数、サイズともに以前よりアップしたように感じている。
4号の餌木は秋イカの平均サイズに対して大きいためアオリイカが恐る恐る餌木にタッチするようで、アタリが小さかったり、最初の抱き込みで乗らなかったりもする。しかし、アピール力が強いので何度もタッチしてきたり、足もとまで追ってきたりしてアオリイカと深く対峙することができ、楽しみは確実に倍増する。
また新子の多い時期だが、このサイズを使うようになってリリースサイズがヒットすることも少なくなったので資源保護の観点からもおすすめしたい。加えて秋に4号の餌木を使うことでエギングへの理解も深まる。さらに、冬~春のモンスター狙いの時期まで一貫したゲームを展開することができる。このようにメリットはいろいろとあるのでぜひ試していただきたい。
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