充実度120㌫を実現するオトナの夜遊び【港湾シーバスゲーム編】
課題をクリアするために…
水質の悪化も予想される時期だけに、潮通しのよい港湾の入り口やミオ筋などは必ずチェックしたい。そして、実釣ではサソイと食わせのタイミングを演出する意識を持ってルアーを操作したい。
たとえば、表層付近を狙うときはタダ巻き中にサソイとなるジャークを軽く入れた後、リーリングのスピードを緩める、もしくは止めてフォールさせるなどして食わせのタイミングを演出する。これを潮流変化や明暗の境目など、ココという場所で試すようにしたい。
また、レンジを広く探れるのもジグヘッドリグの強みなので、カウントダウンしながらレンジを刻んでいく。もちろん、このときも各レンジで軽くチョンチョンとサソイを入れることを忘れずに。その後のフォールで食わせるわけだが、ハードルアーでこれを演出するのは非常に難しい。
さらに止める、沈めるといった食わせのパターンに加え、送り込むといった方法もある。これは釣り座に対して潮流が横、もしくは沖向きに流れている際に有効である。遊泳力が弱く、流されるベイトをイメージしてルアーを操作する。
具体的には、最初にやや軽めのジャークを数回入れて流れに逆らう小魚を演出(これがアピール)。そして、ロッドを握る手の親指でジグヘッドの重みを感じながら流れの下流側にロッドを送り出す。そうやって流されるベイトをイミテートしてバイトに持ち込む。
それと、これはジグヘッドリグに限ったことではないが、ラインが引っ張られたり、緩んだりするのは潮流変化のサインなので、実釣中はそのあたりもしっかりと意識して攻略の糸口を掴みたい。
(SWゲームフィッシングマガジン 2014年9月号より)
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