充実度120㌫を実現するオトナの夜遊び【港湾シーバスゲーム編】
多能なジグヘッドリグ一本勝負。アクション、ウェート、レンジを工夫して魚からの反応を確かめ、イメージ通りに食わせる感覚を磨こう!!
解説:橋本広基
[spacer]港湾部での釣りは足場がよくアクセスも非常にラクである。また、ナイトゲームでは常夜灯などがアングラーの視覚を補ってくれる。そのため、ファミリーフィッシングや短時間のお手軽釣行にもおすすめだ。もちろん釣果も大いに期待できる。岸壁や橋脚といった人工ストラクチャー回りには多くの魚が生息しており、シーバスのストック量も多いので1年を通してシーバスゲームが楽しめる。
スキルアップのための課題
港湾部におけるシーバスゲームの定番ポイントといえば、常夜灯などの明暗部、ストラクチャー周辺や潮流の速いミオ筋などが一般的だ。特にナイトゲームではこのようなポイントでパシャパシャとライズすることも多く、そんなときはフローティングミノーなどを通すだけでバイトが得られてイージーにパワフルな引きが味わえる。
しかし、ステップアップを目指すならアプローチの幅を広げるためにもジグヘッドリグをマスターしたい。実釣時にアクション、ウェート、レンジなどを意識し、魚からの反応を確かめて食わせる感覚を磨けばシビアな状況も必ず打開できるようになる。
エントリーがラクなポイントには多くのアングラーが訪れるため、魚もスレていることが多い。もちろん、魚の活性が高くて口を使いやすい状況も存在するが、一方でハードルアーの強い波動やアクションに反応しないことも多々ある。
そのようなときもワームが発するソフトな波動ならターゲットの警戒心を和らげられる。また、アクションについてもダート、フォール、ドリフト、跳ね上げなどをワンアイテムで演出できる。そういった意味でもステップアップを実現するにはジグヘッドリグを使いこなすことが欠かせないと考えている。
タックルバランス
ロッドは8.6㌳程度のミディアムパワーモデルを使用。さらに操作性がよく、先調子のものがおすすめだ。軽く手首を動かす程度の繊細なロッドワークでアクションを演出する感覚を大切にし、レングスと重量は自分に合ったものを吟味したい。
ラインはPE0.6号を基本とし、ストラクチャーなどの関係で強引なやり取りが必要なポイントでは0.8号を使用する。できるだけ細いラインを使用することでジグヘッドリグのフォールスピードが速くなり、より軽量なアイテムをピンポイントに送り込むことができる。また、潮流の影響が少なくなるので繊細なバイトを感知することができる。リーダーはフロロ4号を1㍍ほど結束。これは根ズレを考慮したうえでの選択だ。
ジグヘッドは砲弾型の5~7㌘。水流を受け流す形状なのでアクションのクセが少なく、アングラーが意図する動きを演出しやすい。また、ワームは3㌅程度のストレートタイプを基本に、波動の違いによるターゲットの反応もうかがえるようにシャッドテールタイプも用意しておきたい。
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