【THE ANSWER vol.2】磯のヒラスズキ、上達のための5箇条
其の五・ロッドを使いこなしてファイトスキルを磨く
私の場合、磯のヒラスズキ釣りを始めたときは13㌳のロッドを使用していましたが、ダイワからテレスコープの16.6㌳が発売されてすぐにそれを使うようになりました。そして、現在は13㌳(Go-Phish・The Spot King“master plugger”13.0T)と16㌳(The Spot King“master plugger”16.5T)のロッドを使い分けています。そのため、現在主流といえる11㌳のロッドを使ってる方には参考にならないかもしれませんが、太平洋のウネリの釣りをする場合、スーパーロングロッドのメリットはたくさんあります。
磯のヒラスズキゲームの場合、ピンスポットを狙うパターンが多くなります。そして、スーパーロングロッドではピンスポットを狙いにくいと考える方も多いと思いますが、実際にはロッドを左右に向けることで狙いの場所を自在に攻める(ルアーをトレースする)ことができます。
それと、ロングロッドはファイトの際も取り回しが大変だというイメージがあるかもしれませんが、ヒラスズキは必要以上にテンションをかけなければ自ら根をかわして沖へ逃げようとします。これを念頭に置き、オープンエリアに出してからファイトすればキャッチ率も上がります。当然、重いという欠点はありますがこれは慣れます。還暦を越えた私がいうのですから間違いありません。
いずれにせよアプローチを始める前に、魚に走られるとマズいところをチェックしておき、そちらに走るとき以外は強引に寄せないのが得策です。
ヒラスズキの習性はフィールドがかわっても同じ
最近は磯のヒラスズキよりも砂ヒラや川ヒラを狙うことが多くなってきました。その中で感じるのはヒラスズキの習性はどこでも同じということ。それが楽しいですし、普段は干上がって水がないような場所でも条件しだいでヒラスズキの爆釣ポイントと化すなど、驚くような場所でヒットさせたときは快感を覚えます。
磯の釣りのスタイルは自分の中である程度確立した感がありますが、サーフや川では未だに新たな発見があります。みなさんも磯に限らず幅広く楽しんでいただければと思います。視野を広げると改めていろいろと勉強になることが多いですよ。
[spacer]【辻本 隆・プロフィール】
※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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