ライトショアジギングで美味な底物を狙おう!!《前編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

ライトショアジギングで美味な底物を狙おう!!《前編》

状況に応じたジグの使い分け

ジグのシルエットが小さいほどターゲットに口を使わせやすい。そのため、ある程度ポイントが絞り込めているときは、水平フォールを演出しやすい小型ジグによる食わせを優先したアプローチが効果的だ。

逆に小型ジグはアピール力に劣るため、広範囲にキャストして魚のつき場を捜すのには不向きだ。このようなときはやや大きめのダート系ジグを使ってハイアピールし、ターゲットにジグの存在を気づかせることを優先させたい。このように、状況に合わせてジグのサイズやタイプを使い分けることで効率のよい釣りが展開できる。

アピールに優れたダート系アクション、食わせに特化した水平姿勢のヒラヒラフォールなど、使用するジグの長所を生かしたアプローチの組み立てが重要となる。

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ライトショアジギング 底物6

ポイントの選び方

釣り場を絞り込むうえで意識している条件は以下の4点だ。

①潮通し…内湾の潮が溜まるようなエリアよりも、潮通しのよい外洋に面した場所が理想的。特に、アコウ・アオハタの2魚種についてはそのような場所での実績が高い。

ただし、川のような速い流れでは底取りに時間がかかり過ぎて効率がわるくなるうえ、着底の判断が遅れて根掛かりしやすいので要注意。

②ベイトの回遊…1年を通してベイトの回遊が見込める(姿が視認できる、またはサビキで釣果が上がっている)ポイントでは、ターゲットの回遊や居着きの個体が期待できる。

③水深…浅過ぎず、深過ぎずのポイントが狙い目。具体的には水深10㍍前後が理想だ。ただし、浅場でも前述の①と②の条件を満たしていれば好ポイントとなる可能性は高い。

逆に深場は軽いウェートのジグでは底取りに時間がかかり過ぎるため非効率。ライトなスタイルには不向きといえる。

④ボトムの形状…適度にシモリや瀬が点在するポイントが好ましい。あまりにフラットで変化の少ない地形だとターゲットがとどまりにくいし、底の地形が複雑過ぎると根掛かりが多発してゲームが成立しにくいからだ。

底の変化を敏感に察知しよう‼

まずはフルキャストして広範囲を探る。このとき、タックルを通して手もとに伝わる感触からシモリの位置や潮の流れ具合を把握することに努めたい。刻々と変化する流れを的確に掴むのは容易ではないが、ボトムの地形変化(シモリや瀬)については、敏感に察知するように心がけることである程度分かるようになるはずだ。

そういったスポットを見つけた場合は、その周辺を根掛かりしない程度にしつこく攻めたい。似たような場所が複数ある場合は、それらを1つずつていねいにチェックしよう。

また、波止では足もと周辺(堤防の基礎石、沈みテトラなど)が好ポイントになりやすい。根掛かりを避けるため、テンションフォールでボトムラインに沿うような軌道でアピールするのが効果的だ。

ライトショアジギング 底物7
ライトショアジギング 底物8

青物狙いと同様、潮通しのよい外洋に面するポイントほど底物の実績が高い。さらに、サビキ釣りなどでベイトとなる小魚が釣れている状況なら期待値が高い。

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(※後編に続きます)

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