オフショアゲーム・勝利に導くシグナルとは?【ジギング&キャスティング編】
同船者の釣りを分析する
自分より先に同船者にヒットした場合は積極的に情報を収集するように心がけている。誰にも反応がない状況なら、人とは異なるシャクり方やジグのウェート、カラーを試してみよう。そして、その日のヒットパターンを掴んだら同船者に惜しみなく情報を提供することも大切だ。ジギングはチームワークの釣りということを忘れないでほしい。
同船者から聞き出したい情報としては、どのレンジでアタリがあったか? どのようなシャクり方でヒットしたか? ジグのサイズやカラーは? といったところは最低限押さえておきたい。特に青物は群れで行動するため反応の多いレンジを集中して探るのはとても重要で効果的となる。
回りが釣れているのに自分だけが釣れないときは「何かが違う」と自分のスタイルを疑うことから始める。釣れている人のパターンを冷静に観察したり、直接質問したりして情報を収集し、改めて自身の釣りを組み立て直すヒントを捜すことだ。
ジャークパターンだけを取っても、速巻きや遅巻き、ワンピッチ、ロングジャーク、フォールのバリエーションなど、注目する点はかなり多い。釣れている人のパターンを細分化して分析することで攻略への糸口が掴めるはずだ。
また、低水温による食い渋り時はストップを入れるのが効果的だが、その止めの時間も短めにするか長めにするかの工夫で釣果に差が出る。
ストップを入れたときにアタリがあるときはロッドの穂先を注視しておくことが重要だ。ミスバイトがあればそこから2回ほどシャクッて止めを入れ、チェイスしてきた青物に食わせの間を与えてヒットに持ち込む。
魚にジグを見せてスイッチを入れ、追わせて食わせるというパターンもある。そして、潮が緩いときなどはスローなワンピッチでフワフワとシャクるパターンが有効なケースもある。
さらに、自分の使用しているリールが一回転で何㍍巻き取れるかを知っておくと、より鮮明に水中でのジグの動きをイメージしやすくなるだろう。
注意したいのは、他人のヒットパターンがそのまま自分の釣りに当てはまるとは限らないということ。それらの情報をもとに、自分なりのシャクり方を確立することでジギングがさらにおもしろくなるはずだ。
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