【まづめどき限定】夏のロックショア・シーバスゲーム編
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「近→遠」を基本にして取りこぼしをなくす‼
アプローチについては、まずはミノーをキャストする。朝まづめで光量もそれほど多くないため、ミディアム~スローリトリーブで様子をうかがう。活性の高い個体から拾っていきたいのでレンジは表層からスタートする。
最初は磯際から少し離れて立ち、ショートキャストで近距離をチェック。徐々に立ち位置を前に取って広範囲を探るようにする。いきなり遠投して沖めでヒットすると手前にいる魚にプレッシャーをかけてしまい、その後に食わせるのが難しくなるので注意したい。
近距離をしっかりと探った後は前述のように沖の潮流変化(潮目など)や宙~底層へと攻める範囲を広げていく。ここでは抜群の遠投性に加えて幅広いレンジを探れる鉄板系バイブレーションを使用し、ヒットする位置とレンジを見きわめる。
魚のポジションを見極めることができれば食わせにかかる。このとき、上層にいる魚は食わせやすく、深場にいるほど食わせにくい。後者を相手にする場合は極力同じルアーを通さないようにして、まずはステディーリトリーブで様子を見る。
それで反応がなかったり、ショートバイトがでるようならカラーをチェンジしてリフト&フォールやジャークなどのアクションを加え、リアクションバイトを誘う。また、僕の場合はチョンチョンとリフトして誘い上げてからラインを張り、テンションフォールで食わすというパターンを多用する。このとき、ラインテンションのかけ方によってサソイの動きにバリエーションをだせるのでいろいろと試してほしい。
限られた朝まづめの時間帯をいかに釣りこなすか…。戦略をしっかりと練り、狙い通りにヒットに持ち込む。夏の沖磯でそんな爽快な釣りを体感してほしい。
[spacer]磯場への単独釣行は厳禁‼
夏磯に釣行する際はとにかく飲料を多めに持参すること。そして喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分を補給するのが熱中症を起こさないコツだ。ウエアに関しては、最近は熱を逃がしてくれるアンダーがあるので日焼け対策も兼ねて着用すればいいだろう。
また、最も重要な安全対策として単独で釣行しないこと。磯場では何が起こるかわからないので複数釣行が絶対である(渡船店によっては単独では渡礁させてもらえない場合もある)。
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