【欲張りショアラーのツボR vol.2】満足度120㌫に導く遠征釣行術
ライトゲームを楽しむのに欠かせないルアーは…
さて、ここからは実釣の模様を中心にお伝えします。まず、現地のライトゲームで絶対に欠かせないのがスプーン。さまざまなレンジを刻むことができ、なおかつ魚にしっかりとアピールできるので非常に便利。本土ではスプーンをメインに釣りを組み立てることはなかなかありませんが、南西諸島ではこれなくしてライトゲームは楽しめないと感じています。
今回の遠征でまず竿を出したのはリーフエッジへ向かう途中にあるリーフ内のプール。ただし、プール内のどこでも釣れるというわけでなく、リーフエッジに向かうカレントの影響が強いポジションで、さらにシモリがしっかりと絡む場所に目をつけることが重要です。
そのようなポイントを選んでキャストを開始。するとフォール中にいきなりひったくるようなアタリがでてヒット!! 激しく根に突っ込もうとしますが、それをかわしてキャッチしたのはフエフキ系の魚。離島といえども何匹か釣ると当然魚がスレるため、その前にダート系のワームに変更します。これでアプローチを再開すると、次は種類の違うフエフキ系の魚がヒット。同じフエフキ系でもヒットパターンが異なるのがおもしろいところです。
[spacer]フルロックでGTと勝負!!
その後もリーフ内でライトゲームを楽しみ、リーフエッジのカレントが強くなったところでGT狙いにチェンジ。流れの当たるシモリ回りを中心に攻めても反応がないので少しルアーを小さくすることに。結果的にこの判断が裏目に出ました。
ルアーがシモリ際を通過した瞬間に強烈なバイトが!! スプールを押さえて魚の動きを制御し、強引に寄せにかかります。そして、リーフエッジからリーフの上に乗せて勝負があったかと思った直後、再度リーフエッジの方向へ突っ込みを見せます。これをフルロックで耐えたようとしたところ、フックが伸びて痛恨のバラシ…。ルアーを小さくしたことで当然フックサイズも小さくなり、それが原因でバラしてしまいました。これが原因かどうかは分かりませんが、その後はまったく反応がなくなったので隣のポイントへ歩いて移動することにしました。
先ほどと同じ轍は踏まないように、ルアーはそのままですがフックを大きくて太いものに変更。これはフックの重量を上げてバイトを弾くのを防ぐ狙いもあります。アプローチではバイトのタイミングを想定し、そこでラインスラックを出してルアーを吸い込みやすく、かつしっかりとフッキンッグするようにして挑みます。
そして、先ほどと同じくシモリに流れが当たるポイントに狙いを定めてルアーをトレースすると、強烈なバイトが!! しっかりと合わせを入れて今度もフルロックで勝負。もちろん、今回もフックを伸ばされる可能性がありますが、ポイントの特性を考えるとフルロックで勝負しないと取れません。ただ、先ほどより魚のサイズが少し小さかったこともあり、何とかキャッチすることができました。GTと呼べるようなサイズではありませんが、僕にとっては価値ある1匹です。
[spacer]その後は潮が緩んで上げ潮に入ったため、ライトゲームを楽しみながら戻ることに。ちなみに、現地ではこの引き上げのタイミングが重要で、潮位が上がるのは予想以上に早く、油断するとリーフエッジから戻れなくなるので注意が必要です。
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