【ロックショア・スピリッツ vol.3】遠征釣行の魅力
基本に忠実なポイント巡りとプラスαの楽しみを求めて
今回は無風・ベタナギから暴風・大荒れ、おまけに大雨とさまざまな状況下での釣りとなりました。ただ、どのような状況であってもやることは1つ。サラシが適度に発生し、ヒラスズキがいそうな磯をひたすら捜すのみです。各ポイントのベストな潮位や餌となる小魚の接岸状況、ましてや近況などは当然わかりません。だから波が小さいときは最も影響を受けるエリアへ、逆に大荒れのときは湾奥の磯や回り込むウネリの影響を受けるエリアへと向かい、終始、基本に忠実なポイント巡りに徹しました。
非常にシンプルな取り組み方ですが、大変な時間と労力をかけて見当外れの磯に降りてしまうなど、勝手がわからずひと筋縄ではいかないところが遠征釣行の楽しいところ。苦労の末に突き止めた魚のつき場も翌朝にはベタナギで白紙に戻ってしまうなど、目まぐるしい気象変化に翻弄されながらも楽しむことができました。そして、スッタモンダの末にようやく手にした魚からは、数やサイズに関係なくあの「突き抜けるような満足感」を得ることができました。
[spacer]また、付随する道中の風景や現地の食事を通して遠征先の風土を感じることも楽しみの1つです。タイトなスケジュールになりがちな遠征釣行ですが、うまく時間を捻出して盛り場を散策したり、市場を覗いたりすることを心がけています。地元の人たちの生活風景を少しでも垣間見ることができれば、旅情もいっそう深まるでしょう。
[spacer]遠征の目的
かつては「一発どでかい魚を釣ってやろう!!」とホームグランドよりも高いポテンシャルのフィールドを夢見て遠征釣行にチャレンジしていました。しかし、今回の釣行を振り返ると、いつの間にか「1匹に辿り着くまでの過程にある楽しさを求める」ということに目的がかわっていることに気づきました。
リュックサックにバスロッドを突っ込み、ガタガタのマウンテンバイクを転がして同級生と実家近くの野池を巡る…。遠征にはそれと似た楽しさがあり、思わずそんな少年時代の記憶が思い起こされて口もとが緩んでしまいます。今後も目先の釣果だけを求めるのではなく、広い視野で遠征釣行を楽しんでいきたいと思います。
[spacer]使用タックル
[spacer]【ロッド】
AIMS・BlackArrow110MH
【リール】
4000番
【ライン+リーダー】
PE1.5号+ナイロン8号
【ルアー】
AIMS・Arrow Head140F
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AIMS・Arrow Head120F
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AIMS・Splash Head120
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【土師雄起・プロフィール】
ホームの紀伊半島をメインステージに、積極的に各地へ釣行してヒラスズキや青物を狙うバリバリのロックショアマン。類い稀なる開拓精神の持ち主で日々トライ&エラーを繰り返してその知見を広げている。※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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