時合を読む【パーフェクト・アジンング】
アジングで数釣りを実現しようと思えば高活性な群れの回遊を狙い撃つのが手っ取り早い。2㍍以浅の浅場に注目し、効率性を重視したゲーム展開でいち早くヒットパターンを掴むことができれば…‼
解説:松浦宏紀
シャローで数釣りを実現しよう!!
水温の上昇とともにベイトが豊富になる夏場はシャローエリアでの数釣りが楽しい。深場が隣接する潮通しのよい浅場にはブレイク沿いを回遊するアジが餌を求めて接岸するため、食い気のある個体が多くて勝負が早い。
そして、シャロー狙いで意識したいのが潮位だ。ポイントやエリアにもよるが、満潮前後の潮位が高いときがベストとなる。干潮時は干上がってしまうようなポイントに水が入ってくることで、それによって流された餌が溜まりやすいと考えられる。特に満潮の潮止まり前後で潮が動いているタイミングは時合になりやすい。これにベイトを寄せる向かい風が加わればさらに期待感が高まる。
理想的なシチュエーション
前述のように狙い目となるポイントは水深2㍍以浅のシャローだが、さらに深場が隣接しており、水深10㍍ほどまで急激に落ち込む地形が望ましい。基本的にアジは深場にいることが多く、水深があるほどストック量が多いと考えている。また、そういった地形では潮の流れが変化しやすく、アジが溜まる潮ヨレなどが発生しやすいのも特徴だ。
底質は砂地で岩礁帯や藻場などのストラクチャーが点在しているところがベイトが寄りやすく、アジにとって絶好の餌場となる。他にも「新月回り+常夜灯」という条件が加われば、もはや鉄板といえる
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