【SWクリニック】魚のキープ法について | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【SWクリニック】魚のキープ法について

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基本は血抜き→泳がせ→神経締め。クーラーがわりのドンゴロスも◎

Answer:西口元晴

せっかく釣った魚を鮮度よく持ち帰っておいしくいただくために、釣り場での締め方にこだわりたい。以下は私なりの方法である。

まず、魚の頭の上と片方のエラにナイフを入れて血抜きをする。魚が完全に死んでしまうとかえって血が抜けなくなるので両方のエラを切ることはしない。次に、魚をストリンガーに掛け、血が出なくなるまでタイドプールか海中に浸けておく。

続いて神経締めを行なう。魚の側線の延長線上の目の間にフィッシュピック(私はKAMIWAZA・デュアルフィッシュピックを使用)を刺し入れる。側線を目安にして背骨のすぐ上あたりに通すと魚がピクピクと動くところがある。そこが神経の通っているところの入り口なのでグリグリと強く差し込む。そしてピックを抜き、そこへ神経締め用のワイヤー(私は漢スタイル・神経締めを使用)を入れる。神経に当たると魚は必ずピクピクと暴れるのでその反応があるところをはずさないように入れていく。尻尾まで届いたらワイヤーを何度か前後させて神経を破壊する。

締め終わった魚体は海水で濡らした新聞紙か手ぬぐいで包んだうえでビニール袋に入れ、氷をたっぷりと入れたクーラーボックスに保管する。地磯などでクーラーを持ち込めないなら濡らしたドンゴロス(麻袋。私はKAMIWAZA・青物用ドンゴロスを使用)に入れて日陰に置いておき、車に戻ったらクーラーに入れる。

締め具(左)とドンゴロスは私の磯歩きに欠かせないアイテムとなっている。

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