【第1回 テンドンカップ】結果報告 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

SUPフィッシングイベント【第1回 テンドンカップ】結果報告

テンドンカップ SUPフィッシング1

「コグ、ツル、タモル(鹿児島弁で食べる)」を短時間で体験できる、SUP(スタンドアップパドル)フィッシングのイベントが開催されました。当日は家族連れやSUP&釣り初心者なども参加して大いに賑わい、非常に意義のあるイベントとなりました

報告:新名啓一郎

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去る5月4日、鹿児島県・重富漁港内「なぎさ公園あいら」を基地にSUP体験会、ならびにSUPフィッシング体験会を開催しました。同イベントを開催するにあたり、単にSUPフィッシングの大会にするのはもったいないと考え、SUP初心者、釣り初心者、さらにはご家族連れやギャラリーも含め、来場されるすべての方が楽しめる内容にしようと企画を練りました。ビーチやボード上で過ごすマッタリとユル~イ時間を楽しむため、さまざまな趣向を凝らしたSUP体験会にしようというのがこのイベントの目的です。

そして「テンドンカップ」という名前に疑問を持たれた方も多いと思いますが、それは以降で紹介させていただくこの大会のレギュレーションと進行を追っていただければわかりやすいと思います。

レギュレーション&当日の進行

①まずはSUPインストラクターによって20分程度の基本的な実技講習を行ないました。具体的にはSUPの持ち方や漕ぎ方、スタンスの位置、ターンの方法などを説明、指導させていただきました。
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②さっそくのべ竿とゴカイをボードに乗せ、ドキドキのSUPフィッシング体験スタート。
テンドンカップ SUPフィッシング2
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③のべ竿で浅場のキスを釣り上げます。口の小さなキスにみなさん悪戦苦闘されていました。
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④釣果が上がれば一目散に本部がある陸へと向かいます。
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⑤SUPで陸まで戻ってきたら特製ハテナボックスからカラーボールを引いて、つけ合わせの具材を決めます。高級食材のタケノコや旬のオクラ、クルマエビ、とっておきのバナナまで用意していましたが、意外と揚げバナナが好評だったとか。
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⑥キスと具材の下ごしらえをしたら、コロモをつけて揚げます。
テンドンカップ SUPフィッシング4
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⑦天丼にして食べ終わったらゴール。
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イベントを振り返って…

このイベントは「漕いで、釣って、調理して、食べる」というSUPフィッシングでの起承転結を短時間で味わえるように強引にまとめた内容です。このSUP体験イベントの趣旨は「海遊びは手軽で、楽しく、おいしい」ということを知ってもらうことであり、子どもたちにとっては「釣った魚の命をいただく」という食育に繋がる貴重な経験になったのではないかと思っています。

今回は海洋イベントで第1回ということもあり、大会の告知をほとんどしなかったにもかかわらず、30名ほどの参加者と同じく30名ほどのギャラリーのみなさまに訪れていただきました。ほとんどの参加者がSUPに乗ったことがないご家族連れで、レジャーとしてのスタンドアップパドルならびにSUPフィッシングに対する関心の高さがうかがえました。

テンドンカップ SUPフィッシング5

ご多忙の中、ボランティアとしてお手伝いいただいたインストラクター並びに大会運営スタッフと、開催にあたりご協力いただいた錦江漁協、姶良市役所、姶良市商工会、さらには揚げものの具材をご協賛いただいたISLAND HOPPERSさま(大名タケノコ)、中屋敷農園さま(旬のオクラ)、田上(ひ)養殖さま(クルマエビ)にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

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